書評 : TRIP TRAP / 金原ひとみ

 金原ひとみの小説は何冊読んだのか覚えていないが、著作を全部読んでいるというわけではない。

ただ、はっきりと彼女のファンだと言い切れる。

 10年以上の前の短編集を借りて読んだ。

何時もの通り、タイトルに噓偽りの無い内容だ。

特に沼津が好きだが、どうしてここまでのリアリティを出せるんだろう。

　そして、先日観たナミビアの砂漠、というか山中監督と金原ひとみは似ているとはっきりと思えた。