点数 : 4/5点

1991年制作の映画。

テーマが暗いが何処かコミカルで救いがないという暗さは無い。

その原因の全てはリバー・フェニックスの演技力にある。

比較されることが避けられないキアヌ・リーブスが気の毒になってしまう。

ナルコレプシーで場面転換するのも何処かコミカルでアニメみたいだなと思ってしまう。

ガス・ヴァン・サントの初期の傑作だが彼の全てが凝縮されているとも言える。

音楽がほとんど使われていないがそれに気づかせない程の展開と映像美。

だが、突き抜けた何かが無いと感じてしまうのは隙がない証なのだろうか。