- 前ページ
- 次ページ
千葉雅也さんの3部作の3つ目。
3作品の中で一番若い時代の作品。
私は3作品の中でこれが一番だと思った。
私自身の高校時代の記憶が鮮明に蘇り、あのときの感覚、ニオイまでをも呼び起こす。
特に最後のオチで面食らって、暫くあっけにとられ、もしかして勘違いなのかと再度終わりの部分だけ読み直し、勘違いじゃない、本当にこの終わり方なんだと確認した。
ユニーク!
★★★☆☆(3点)
2023年製作
町山さんがオススメしていたのでシネクイント渋谷の劇場で観た。
ストーリーは単純だが時間軸を行ったり来たりさせることで緊張感を煽る。
煽りに煽っておいて、最後のオチにひっくり返った。
あのオチがただただ最高だった。
音楽がダサかったのが残念だったが、あのオチが映画の、世界中の、そして私の憂い共々和解させてしまった。
★★☆☆☆(2点)
2005製作
10年以上前に観た記憶があったがなんとなくという理由でAmazon Prime Videoで観た。
子供向けの映画だ。
脚本が薄く、それが良いところなんだろうか。
アメリカのTVドラマのような筋書きだった。
以前観たときにガブリエルはケイト・ブランシェットだと間違えて記憶していて驚いた。
100分de名著きっかけで読んだ。
フロイトの著作は20年ぶりくらいに読んだ。
以前読んだ精神分析入門とは異なるが、とてもおもしろい。
フロイトの分析内容を読むと、何時も同じ感想を持つ。
これって、訓練すれば誰でも出来るようになるんだろうか。
人技とは思えない洞察と想像力に圧倒されてしまう。
レヴィストロースの構造分析だ。
何度か読み返す必要がある。
★★★☆☆(3点)
2021製作
アカデミー賞受賞作という事でPart2が話題になっていたののでAmazon Prime Videoで観た。
30分くらい見たところで話が分からなくなったので中断し、ネットであらすじ、相関図を確認し再度視聴した。
難しいと思っていたが、そんな事は決してなく単純な話でSFにありがちな話。
映像美、音楽等々の素晴らしさがあいまって面白い。2時間半があっという間だった。
パート2も観ようと思ったがレンタルが無く購入のみで高額で足踏みしているが10分間の無料分を観てしまった。
Part2とても面白そうだったのだ。
Part2も、そして製作が決まったPart3も観ることになるだろう。
難解でダークな作品を好む傾向にあったが、年齢のせいか疲れてしまうようになった。
これくらいのエンタメ性のある作品が良いと思うようになってきてしまった。
千葉雅也の小説として初めて読んだ作品、三部作の1作目で大学院の時代が舞台だ。
これは私小説なのだろうと思わせられる内容だった。
哲学者が本業なので小説はどうなんだろう、と思っていた自分が愚かだったと痛感した。
とても面白く、最初から最後まで集中力が途切れることなく読み切れた。
千葉さんくらい頭のいい人でも悩んでいる事が普通の事が驚いた。
狂おしいほどの苦悩、というよりはスマートな文章でさらっと書いたという印象の作品でした。
★★★★✩ (4点)
Amazon Prime Videoで観た。
あらすじがどうとか、脚本がどうとかという種類の映画ではなかった。
ぶっ飛んでいて、突き抜けすぎていて何も考えずに観るだけで楽しめる
あのエレキギターを弾くだけの人は何のために存在するのか、と考える事の無意味さが全てを象徴する。
そりゃ、売れるよね。
★★★✩✩ (3点)
Amazon Prime Videoで観た。
菊地成孔さんが以前お勧めしていたのを思い出したので観た。
ミュージカル映画だが、ミュージカルっぽくない。
音楽、歌詞との同期が無理なくスムーズで感動すら感じる素晴らしい映像と音楽の連続。
テーマがよく分からないとも思ったが、これでも良いのだとも思う何かがあった。