兜部屋 ~別館~   70年代ロックに関するヨタ話


 シルビー・バルタン はやっぱり 「アイドルを探せ」 だと思いますが、最近コマーシャルで使われていた 「あなたのとりこ」 のほうが有名なのかもしれません。


 オリジナルのヒット曲も多いのですが、他の人のヒット曲も多数歌っています。 当時、Sylvie Vartan に限らず、英米で流行った曲をすぐさまフランス語でカバーすることが多かったそうですが、デビュー当時ならともかく、ビッグネームになってからもカバー曲は多数あり、その幅の広さもおもしろいです。

 The Spencer Davis Group の 「Gimme Some Lovin」、Bay City Rollers の 「Summer Love Sensation」、Marc Bolan の 「Beyond The Rising Sun」、Four Tops の 「I Can’t Help Myself」 など、意外な曲も多いです。


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 曲も良いのですが、シルビー・バルタンは歌い方がラフでルーズなところが好きです。 ホントはちゃんとしているのだと思いますが、一発録音でテキトーに歌ってみて、ハイOK、という感じです。 ちょっと途中で音程がフラついたり声が出そこなっても、イキオイで終わりまで歌っていて、もう1回歌ったら違う感じになりそうな、危うさがあるような気がします。

 ダイワハウチュの世界でしょうか。


 バラードのように歌いあげる曲より、「悲しきジプシー(シェールの曲)」、「ゲーム・オブ・ラブ」、「リロイ・ブラウンは悪い奴(ジム・クロウチの曲)」のような、ユル目の曲だとさらにテキトーです。 「アブラカダブラ」 のコーラス部分もヤケクソっぽくて良いです。


 ベストトラックは 2nd に収録の 「いつでもあなたを(英語ヴァージョン)」 です。 ポール・アンカの曲で原題は 「(I'm Watching) Every Little Move You Make」 です。 0’45” の 「♪Watching You~」 とか、1’01” の 「♪Yeah,Yeah,Yeah~」なんて、ヤケクソで歌っている(シャウトしている)としか思えません。 とても上記の写真の女性が歌っているとは思えません。 3rd でもプレスリーの曲を叫んでいますが、こちらはまだ普通です。


 もう1曲、3rdの1曲目の 「恋のショック(ブレンダ・リーの曲)」。 メリーさんの羊のメロディーの超・能天気な曲で、チープなギター音が良いです。 0’08”, 0’48”などのコーラスの途中部分での声の伸ばし方が、クシャミのあとに伸ばす 「ハ~ックション~んならぁ」 みたいな余計感も、、、


 こういった 「掘り出し物」 のような曲はまだまだありそうなので、1st, 2nd や70年代のアルバムもちゃんと復刻されないかなぁ、なんて思います。


兜部屋 ~別館~   70年代ロックに関するヨタ話

「Sylvie Vartan (La Maritza)・パリの妖精」の内ジャケ
これは、ちょっと、、、


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意外と知られていませんが、Sylvie Vartan のRCA期のバック・メンバーに、フォリナーのミック・ジョーンズが居ます。 1作や2作でなく、けっこう長い期間だったようで、何曲か作曲もしています。



ミック・ジョーンズつながりで、Spooky Tooth につづく