フランス・ギャル は国内盤でベストアルバムが出ていますが、曲は「夢見るシャンソン人形」くらいしか知られていないようです。 「夢見るシャンソン人形」はたまに耳にすることがありますし、その曲が気に入って、このベストを買う人もいるのだと思いますが、レーベルの関係で初期のアイドル期の曲しか収録されていません。
初期の曲は録音も古いですし、今聴くと退屈な曲が多いので、他のアルバムを買おうという気にはなりませんでした。 シルヴィー・バルタンの場合は初期のベストアルバムでも、ポップな曲がいっぱい入っていますし、オリジナル・アルバムも何枚かは今も日本盤で入手できます。 これが、来日回数、日本での知名度の差になっているのだと思います。
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フランス・ギャルは、20代で一度引退したのち、ミッシェル・ベルジェと結婚し、70年代中旬からベルジェの作詞作曲で何枚かアルバムをリリースし、復活しています。 また、近年も何枚かライヴアルバムが出ていますが、初期のものより、復活後のほうが、曲・歌ともにずっと良いです。
アパッチからの1作品目、75年の「France Gall」は、ちょっと湿っぽくて最も好きなアルバムです。 ウィスパリングとまではいきませんが、弱々しいボーカルの曲が何曲か収録されています。 次作以降は、徐々に力強い(?)声となり、それはそれで魅力的なのですが、この弱さもたまりません。
フランス語の響きは、「サラっと」と「ネチネチ」の中間くらいの感じが好きで、このアルバムの曲の感じにも合っていると思います。 曲調が普通のソフト・ロックでも、フランス語で歌われると、独特な感じが付加される気がします。
ドイツ語はゴツゴツ、イタリア語はギトギトって感じでしょうか、、、
97年リリースのライヴ(2枚組)は、やわらかいプラスチックケースに入っているのですが、このケースのしわざか、CD盤面が曇ってしまいました。 こすったり、洗ったりしましたが、ダメでした。 幸い、中古で安く出ていたので、買い直すことができましたが、、、
75年に比べると声が太くなってしまいましたが、それはそれ、バックの演奏も良く、さらに録音がとても良いので、気に入っています。 スタジオ録音よりクリアで良い音です。
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数年前に、13CD+DVDのとんでもないボックスが出ているのですが、こちらはオークションなどでも全く見かけません。 75年以降の各アルバムとアルバム未収のシングル曲などが順に収録されたものです。 自分にとってはJethro Tull の25周年・葉巻型ボックスと同様、マボロシのボックスです。
大姉御 Sylvie Vartan に続く


