Live At The Channel Boston M.A. 1988

Live At The Channel Boston M.A. 1988


しばらく前に、Iggy Pop の「Live At The Channel Boston M.A. 1988 (POCE-1152)」を購入した。 どこかで聞いたタイトルだなぁ、とは思ったのだが、、、


King Biscuit Flower Hour
Live At The Channel 7-19-88


帰って聴きながら解説を読んでみたら、「King Biscuit Flower Hour (SRCS 8581)」「Live At The Channel 7-19-88 (UICY-90534)」の2枚と、同じライヴだった。

Best Of ... Live


ついでながら、同じライヴは「Best Of ... Live (MVCM-613)」にも5曲収録されていた。


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ちょっと肩を落としつつ、4枚の比較をしてみた。

なお、「King Biscuit Flower Hour (SRCS 8581)」は「KBFH」、

「Live At The Channel 7-19-88 (UICY-90534)」は「UICY」、

「Live At The Channel Boston M.A. 1988 (POCE-1152)」は「POCE」、

「Best Of ... Live (MVCM-613)」は「BEST」 と略した。


まず、収録曲は、

KBFH UICY POSE BEST
Instinct
Kill City
1969 (Nineteen Sixty Nine)
Penetration
Power And Freedom
Your Pretty Face Is Going To Hell
High On You
Five Foot One
Johanna
Easy Rider
Tuff Baby
I Feel Alright (1970)
Winners And Losers / Scene Of The Crime
Search And Destroy
Cold Metal
Squarehead
No Fun
I Wanna Be Your Dog



となっており、「POCE」「UICY」のみに収録されている曲は無い。 「KBFH」と「POCE」「UICY」のいずれか買えば、表の全曲はそろうことになる。
「POCE」は不要だったってことか???


ついでなので、○が4つ並んだ3曲で、ざっと音質も比較してみた。


ちょっと聴けばすぐわかるくらい、「KBFH」は圧倒的に音が良かった。 左右の分離、音域の広さともに全く違った。 Iggy Pop のライヴで音質をどうこう言ってみても仕方が無いかもしれないが、これだけ違うと、やはり良い音のほうを聴きたくなる。
かんじんの「POCE」「UICY」については「UICY」のほうが高音も低音も出ていて、左右も広がっている。 「POCE」はセンタ寄りだけど、こちらのほうがギターの音が太く全面に出ている。 音は全く違うが、これは好みの問題。 ひいき目に考えると、「KBFH」より寄っている分だけ、「スキマが無い」「ギターとボーカルの一体感がある」とも言える。
また、「BEST」は高音を強調して、かつ、マトリクスのかけ過ぎなのか「POCE」「UICY」より、じゃっかん分離が良いものの、低音はずっとショボかった。



このライヴは「KBFH」がオリジナルで、当時、プロモーションコピー(のレコード)がコピーされ、ブートレグ(それも、盤起こし or エアチェック)として出回ったようだ。
「POCE」の原盤は Revenge なので、そのブートレグが CD のマスタなんだろうか。 「UICY」も同様だが、ちょっと疑問だ。


ん? 「KBFH」に「Your Pretty Face ~」が入っていれば、最強だったのか。