SHM-CDというものがある。
SHMって何の略かと思って調べたら Super High Material だった。
SHM って「エス・エッチ・エム」て読むんだろうか。 なんとなく「シム」って読んでしまう。 「エス・エッチ・エム」だとすれば、普段呼ぶには長すぎる。 Wikipedia なら載っているかと思ったが、SHM-CD 自体が載っていなかった。
もうちょっとマシなネーミングは無いものかと思う。
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新しいモノ好きなので、1枚くらいは買って比べてみようと思う。
とはいうものの、半信半疑どころか、5%信95%疑である。
従来 CD との違いは、樹脂の違いによる透明度と、ビット記録の金属孔の精度のようである。 読み取り時に何が改良されるかはあまり触れられていなくて、結論は音質改善とあいまいに書かれているだけである。 理解しろというほうが無理である。
いろいろなサイトを見る限りは、読み取り時のエラーを無くして(減らして)、音質改善ということのようだが、そもそも読み取り時のエラーって、そんなにあったのだろうか。 たとえばPCの場合、データを書き込んだ CD-ROM やCDRを読み込むときは48倍速であっても1ビットの違いもなくちゃんと読み込んでいる。 ポータブルCD プレーヤであっても、何倍速かで読み込んでメモリに記憶して振動による読み取りミスを防いでいる。 読み取りエラーってそんなにあるんだろうか。
その昔、オーディオ雑誌で DAT テープの音質比較をしている記事があったが、そのときも同じようなことを思った。
最近の CD でも歪みが多いものがあるのは確かである。 2006年や2007年のリマスタリング表記のあるCDで、高音が大きくなる部分で耳障りな歪みがでるものが何枚かある。 再生機を変えても歪んでいるのだが、それがマスタ自体が歪んでいたのか、プレス時の問題になどよる個体だけの問題か、再生機も含んだ問題なのか、全然わからない。 そのうちの1枚は、同じ型番のCDを数枚聞き比べたが全部歪んでいた。 それでもロット不良という可能性もある。
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とにかく良くわからないから、1枚は買ってみようと思う。
(Top 画像の Camel に決めたわけでは無い)
もちろん、同じマスタの通常CDを持っているものでないと意味が無いので、その中から選ぶことになる。
まず Elton John の Good-bye~ が候補である。 曲も多いので比較ポイントも多そうである。何度も何度も聞いたアルバムであれば Who’s Next や Fire And Water、Camel などいっぱいある。持っておきたい1枚であれば、いろいろ買った Soft Machine の1stである。 録音年度が古いものは比較するには不利かもしれないので、それだと The Police だろうか。 Derek & The Dominos は今月号のレココレに「SHM は違う」と載っていたので、それでも良いかと思う。 Dire Straits や Maurizio Pollini のストラヴィンスキーは紙ジャケが出ていないので、SHM が良ければ旧盤を気兼ねなく処分できるという点も良い。
迷う。
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「SHM は違う」と言わないと、オーディオセットが安物だとか耳が悪いとか思われるのだろうか。
はだかの王様ってそんな話だっけ。
