中日は、球団創設80周年シーズンのホーム最終戦で80敗目。4年連続Bクラス(4位以下)の上に、1997年以来の最下位まで確定した。試合後、佐々木崇夫社長ー

「面目次第もありません。」

というあいさつは、ブーイングに包まれた。

 本拠地初勝利を目指した新人左腕の小笠原(神奈川・東海大相模高)は打線の援護を得られず、五回に内野失策から崩れて3失点し6敗目。8月に谷繁監督が事実上解任された後も、攻守の課題は解決できなかった。

 しかし、少なからず希望はある。シーズン途中から先発ローテーション入りした小笠原は、森監督代行ー

「来年、倍返ししてくれる。」

と話すほど日々成長した。伸び悩んでいた堂上も、愛知・愛工大名電高から入団10年目で初めて遊撃の定位置をつかんだ。この日も本塁打でチーム唯一の得点を挙げたように、課題だった打撃にパンチ力が加わった。

 「軽々しく、来年も応援してくださいとは言えない。一緒に戦いたいと思ってもらえる強いドラゴンズを取り戻す。」

と、ファンに語りかけた選手会長のエース大野。まだ決まっていない新監督とともに、名門を立て直せ。