「私が彼を殺した」
東野圭吾



久し振りなレビュー。
面白かったっていうのもあるけど、もやもやするところも残って、なんだか書きたくなった。。。

微妙にネタバレになってます
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「どちらかが彼女を殺した」
が面白くて
今更ながらこちらも購入してみた。

どちらも犯人当てのミステリー小説。
明確に犯人が書いておらず、読者に委ねるタイプなんだけど。


面白かった!
さらっと読んでいると、犯人は解らないかも。

数々の布石や、最後の「身元不明の指紋」っていうことから、犯人はあの人なんだろうね。

ピルケースをすり替えたっていうトリック…解るんだけど。

もやもやは、あるべき指紋は付いてないってこと。
美和子と雪笹と西口。
このあるべき指紋がないってことは、警察は解っていた筈。
ということは、加賀さんは犯人が解っていたってことだと思う。。。

その上でこうして皆を集めて話を聞いて解読していくのも、わざわざ何で?って思うんだけど。
まぁ、毒入りカプセルの流れが知りたかったから、
ってことにしておいても。

何で犯人は、準子の自殺のときは、雪笹の指紋までもちゃんと拭き取ったくらいなのに、そこで指紋のことを考えずにすり替えるのかなぁ?
そんなこと周到なひとがするかなぁ?

どうしてもそこがもやもやする。




そのもやもやはさておき、
貴弘の持っていた毒入りカプセルの行方は描かれていない。
これは東野さんの意図的なものだと思う。

ここからは自分の想像なんだけど、
日本料理店で、貴弘は薬瓶を手に取ってる。
ここで、きっとカプセルを混入させたんだと思う。

でも、謎解きのときに、薬瓶には毒は入ってなかったと加賀さんは言ってた。
と、いうことは、美和子が毒をピルケースに入れたんだってことになる。それが偶然だったとしても。

もうひとつのピルケースを犯人が交換せずとも、穂高は死ぬ運命だった。

貴弘の文の「犯人は誰でもいい」って美和子の一言で気付いたところ。
あれは、美和子の意図。

そこまで読者に想像を残すところが、東野圭吾の凄いところだよなぁって思う。



想像の楽しみってあるけど、やっぱり本当のところはどうなのか、聞いてみたーい!


でも面白かった。

読んだことのあるひとに、意見も聞いてみたいなぁああ