マレーシアで開かれているTPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉会合は、24日午後から、各国が交渉の現状などを日本に説明する「日本セッション」が開かれることになっていて、日本の交渉団は、農産物などの関税撤廃を巡る交渉の進み具合などについて、情報収集を進めることにしています。
マレーシアのコタキナバルで開かれているTPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉会合に23日から参加している日本の交渉団は、24日は、各国の公共事業への参入の条件を検討している「政府調達」など4つの作業部会に参加しています。
また、鶴岡首席交渉官らは、交渉全体を話し合う「首席交渉官会合」に出席し、来月下旬に次回の交渉会合を開くことなど、今後の交渉日程を話し合っているものとみられます。
これに先立って、鶴岡首席交渉官は記者団に対し、「きのうで日本も正式参加になったので、平等な立場で参加し発言していきたい」と述べました。