午後からは、各国がすべての交渉分野について現状などを日本に説明する「日本セッション」が開かれることになっていて、交渉団は、今回参加できなかった工業製品や農産物などの関税撤廃を巡る交渉の進み具合などについて、情報収集を進めることにしています。
菅官房長官は午前の記者会見で、「きょうは首席交渉官会合のほか、政府調達や環境など、4分野の作業部会に日本が参加すると聞いている。午後には、いよいよ『日本セッション』が開催され、首席交渉官に加えて、各分野の交渉官が交代で参加して、分野別の議論を行っていく。交渉参加と同時にこれまでの交渉状況を記した『テキスト』も入手しており、現在、その精査、分析を進めている。国益の実現に向けて全力を尽くしていきたい」と述べました。