キャリアコンサルタント、
技能士2級の大平明代です。
大変ご無沙汰しております。
久しぶりの投稿です。
受験生さんのロープレ指導をする中で
最近ずっと引っかかっていたことが
ありました。
それは問題把握の仕方。
問題把握を、
「自己理解不足」
「仕事理解不足」
「コミュニケーション不足」
「情報不足」
等の「ほにゃらら不足」に当てはめて
それを2つ3つ答えてくること、
と思っている受験生さんが
最近ものすごく多いのです。
誰かからそんなふうに教わると
そうなんだろうと思ってしまいますよね。
でもね、違うんです。
「ほにゃらら不足」は
悩みを深~く聴いた結果、
あえてつけるとするならばつけてみる
タイトルみたいなもの。
だから別に
「ほにゃらら不足」である必要はないし、
それを答えることが
目的になったらダメなのです。
そして悩みっていうのは
そんなテンプレに当てはまるものでは
ないのです。
「尊重されていない」
という憤りであったり、
「居場所がない」
と感じる寂しさだったり、
2つの大切な価値観の間に生じる
葛藤だったり、
そんな感じの、なんかこう、
言葉にしにくいことだったりするのです。
「ほにゃらら不足」でサクッと
表現できるようなものではないと
私は思っています。
さてこれ、
どうしたら皆さんに伝わるかしら。
そんなある日。
驚くべき書面が発表されました。
キャリアコンサルティング技能検定の
サイトに突如現れた
「面接試験官から見た受検者の傾向」
というPDFです。
第27回技能士2級実技面接試験の
過去問/ロールプレイケースの横に
貼られていました。
それにはこのように書かれています。
【以下、抜粋】
また最近の傾向として
「自己理解不足」
「仕事理解不足」
「コミュニケーション不足」
という言葉が先行し、問題ありきで、
これに目の前の相談者を
あてはめてしまおうとする受検者が
多いことが気になりました。
【以上、抜粋終わり】
全文はこちらからお読みください。
https://www.career-kentei.org/about/learninfo/
うおおおお。
キャリ協さん、よくぞ書いてくれました。
私が言いたかったのはまさにこれ。
これは決して
2級だけの問題ではありません。
国キャリも同じです。
試験機関がこのような見解を出すのは
異例のことだと思います。
でもそうせざるを得ないくらい、
「ほにゃらら不足」が
散見されたのでしょうね・・・。
国キャリ受験の方、もし
「ほにゃらら不足」と答えることが
問題把握と思っているのなら、
それ一旦忘れましょう。
その方が間違いなく
いい支援ができますのでね。
じゃあ問題把握ってなんなのさ?
そう思う方、ご安心ください。
問題把握の仕方を
対策マニュアルに書きました。
きっとこれをお読みいただければ
ほにゃらら不足に翻弄されることも
なくなるかと思います。
問題把握をほにゃらら不足を探すことだと
思っていると、自分らしいロープレから
どんどん遠ざかってしまいますので、
自分らしく相談者の話を聴くコツを
身につけてくださいね。
参考になれば幸いです。
………………………………………………
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