この授業で多くのwebサイト、ゲーム、コンテンツを取り上げてきたが、
その中で必ずと言っていいほど組み込まれていたのがFlashだった。
日々新しいものが次々と作り出され、進化し、探せば探すほどあるFlash。
その形態は実にさまざまであるが、大手企業となると使用していないところはないといっても過言ではない。
Flashはweb社会となった現在ではもはや欠かせないものとなっている。
ではそこまで普及し、必要とされているのはなぜなのか。
そこに着目してみたいと思う。
そもそもFlashというのは、音声やベクターグラフィックスのアニメーションを
組み合わせてWebコンテンツを作成するソフトであり、
マウスやキーボードの入力により双方向性を持たせる機能もあること、
そして比較的作成されたファイルのサイズも小さいという点などから、
初めて実用に耐えるアニメーションツールとして登場したため、広く普及した。
Flashが登場するまでは、同じような機能をもつ同社の『Director』という
簡単な3Dのアニメーションや音声を作成するのが目的で開発されたソフトウェアが主流だった。
しかし、DirectorはFlashに比べ、高性能ではあるのだがが、その分ファイルサイズが非常に重いので、
昔のまだ回線速度の遅いインターネット上では不向きであった。
そこで、そのデメリットを解消し、インターネットツールとして普及していったのがFlashというわけだ。
また単純なアニメーションであれば比較的簡単に製作できるため、
一時期は、いわゆる"2ちゃんねらー"の中でオリジナルアニメーションの製作がブームとなるなど、
Flashというツールの存在自体が認知されるとともに、
アニメーションという以前では専門的だったものが身近なものとなったといえる。
長所
・再生環境への依存度が低く、ベクターイメージであるためウインドウサイズを変えても画質が劣化しない
・FlashPlayerの入ったユーザは97%(メーカー公証値)と他のプレーヤーと比較し、圧倒的なユーザ導入率である
・上手く使えば、オリジナル性のある作品ができる
・ファイル分離しているため、更新がラク
・別画面が起動して、プレーヤーが起動するなどの必要がない
・歌詞等の著作権を保護するために、テキストをコピーしたり印刷したりできないようにすることができる
など
しかし、Flashにも欠点がある。
・Googleなどの一部検索エンジンを除くが、FlashはWebブラウザやプレーヤーからテキスト検索できないので、いくら凝ったFlashを
製作してもユーザーをサイトに導くのが難しい。
・PC上ではみることができても、携帯電話機からはハードウェアスペックやセキュリティーの配慮等により制限が多い
・中には非常に重いページも存在するため、ナローバンドにおいてはダウンロードに時間がかかり、トップページにおけるFlashの使用を好まないユーザーもいる。
・Webブラウザでの右クリック動作を裏切る。
などである。
そして近年。
昔に比べてさまざまなブロードバンドが登場し、多少の重いデーターも比較的早く再生できるようになり、
Flashだけでなく、youtubeなどの動画サイトの普及が目立ってきている。
現在も確実に進化しつづけ、私たちを驚かせてくれるFlash。
今回、数ヶ月にわたりwebを調査し、このレポートを書いたうえで感じたことは
さらに今後、Flashに求められるのは
・さらなるデータ容量の軽減
・オリジナリティによる、各企業との差別化
・どこにでも使うではなく、必要に応じた使用の見極め
・モバイルの対応機種の普及
などがあげられると思う。
動画とFlashの利点を有効に使ったwebページが増えていくと、
今後のweb社会は無限の可能性を持っていると思う。
http://e-words.jp/w/Flash.html
http://www.mem-max.com/flash_movie_controller.htm