2023/8/16 夜の虹の向こうへ③ | 福山機長の夜間飛行記録

福山機長の夜間飛行記録

月曜日から金曜日までの毎晩放送されるラジオ番組"JET STREAM"のうち、福山雅治機長のフライト部分を文字に書き起こして写真を貼り付けただけの自己満足ブログです。(※特定の個人・団体とは一切関係ございません。)

JET STREAM


作家が描く世界への旅。


今週は、自然写真家 高砂淳二のフォトエッセイ集『夜の虹の向こうへ』より、一部編集してお送りしています。


今夜はその第5弾、第3夜。


ハワイに伝わる伝説、夜の虹の撮影に成功した写真家は、虹を巡る旅を続けていた。


そしてその先には、ハワイの知恵ホオ・ポノポノが、待ち構えていた。


JET STREAM』の番組WEBサイトでは、高砂淳二が撮影した写真も、ご覧いただけます。


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神殿の前に広がる海に入って清めると、早速アカさんは、ホオ・ポノポノの事を話し始めてくれた。


「ホオ・ポノポノは、今は人と人の事だけだと思われがちだけれど、本当は自然とのホオ・ポノポノ、神とのホオ・ポノポノ、人とのホオ・ポノポノ、そしてその人自身の中でのホオ・ポノポノなど、元々はもっと大きなものなの」


その基本は、コミュニケーションなのだという。


例えば、自然とのホオ・ポノポノなら自然に語りかけ、自然に対して犯した過ちへの赦しを請い、感謝し、アロハを持ち、自然に対して自分をポノ、つまり正しい状態に戻していく。


自分自身とのホオ・ポノポノなら、自分自身の様々な過ちを赦し、自分を慈しみ、自分にありがとうを言い、自分が本当にしたい事に、素直に耳を傾けていく。


アカさんはまず朝起きると、ベッドから出る前に、スピリットに語りかけるとの事。


スピリットは、人やその他の全てを作った親のようなもので、こちらが信頼してコミュニケーションを取る事で、だんだんその存在が、よく感じられるようになるのだという。


[スピリット]


そして、スピリットとホオ・ポノ(正しい状態)に戻していく事で、ますます自分がピュアになり、スピリットとの絆が深まって、生活や孤独、金銭的な事など、全てに対する恐怖が無くなってくるのだそうだ。


こういった作業は、やはり一生していかなければいけない事であり、自分たちは大きなものに守られている、という事を知っていく道でもあるようだ。


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夜の虹を巡って出会った人たちに見てきたものの中で、僕らと大きく違うのは、やはり見えないスピリットへの信頼感であり、そのコミュニケーションの深さであるようだ。


そして興味深いのは、周りに対して、自分が何かを受け取るのではなくて、こちらが敬意を払ったりする事が、まず初めにあり、その鏡として周りの状況が映し出され、バランスが取れたポノの状態になっている、という事だ。


そんな、感謝、敬意、アロハ、赦す事などは、どれも同じ方向を向くような、一つになるような方向の言葉だ。


そんな生き方が、周りの環境を好転させる、不思議な威力を持っているのかもしれないな、と改めて思った。


ちなみに、ごめんなさい、赦してください、愛しています、ありがとうの4つの言葉を唱えると、物事が好転するという、ホオ・ポノポノについて聞いてみると、


「言葉というのは、凄いパワーを持っているから、それだけでも効果はあるし、ある気付きはもたらすわ」


との事。


虹を巡る旅の先には、こんなにも大きく、大切な知恵が、待ち構えていたのだ。


【画像出典】