オアフ島の東の端にある、マカプウ岬。
ここは、ハワイを代表する絶景ポイントの1つ。
12月から3月までの冬のシーズンは、ホエールウォッチング。
一年を通して、海から太陽が昇ってくる、雄大なサンライズを楽しむ事ができる。
このマカプウ岬の北の沖合に、2つの島が浮かんでいる。
マナナ島と、カオヒカイプ島だ。
真っ白なマナナ島と、茶褐色のカオヒカイプ島。
この2つの島には、それぞれニックネームがある。
"ラビット・アイランド"と"タートル・アイランド"、つまり"ウサギと亀"である。
ラビット・アイランドと呼ばれるマナナ島の"マナナ"とは、ハワイの言葉で"浮かび上がった島"。
海底火山の噴火で出来た、真っ白な花崗岩の島である。
[マナナ島]
このマナナ島がラビット・アイランドと呼ばれるのは、島の形が背中を丸めたウサギに似ているからだけではない。
実はこの島では、今から140年程前、実際に沢山のウサギが飼われていた。
欧米から持ち込まれたこのウサギは、食用にするためだった。
しかしながらこのウサギの繁殖計画は、あえなく頓挫。
放置されたウサギは野生化して、島の生態系を乱すようになった。
そこで40年程前、ウサギはハワイ州によって、全て駆除されてしまった。
今ではこのラビット・アイランドには、1匹のウサギもいない。
現在この島は、ハワイ州に指定された鳥類保護区。
残念ながら、許可がない限り、上陸する事は許されていない。
【画像出典】