2021/5/7 ココナッツアイランド | 福山機長の夜間飛行記録

福山機長の夜間飛行記録

月曜日から金曜日までの毎晩放送されるラジオ番組"JET STREAM"のうち、福山雅治機長のフライト部分を文字に書き起こして写真を貼り付けただけの自己満足ブログです。(※特定の個人・団体とは一切関係ございません。)

ハワイ諸島には、オアフ島やハワイ島といった8つの主だった島々があるが、小さな島や岩礁を数えると、130を超えるという。


ココナッツアイランドも、その1つだ。


ココナッツアイランドがあるのは、ハワイ島で最も大きな町ヒロ。


ヒロの街の沖合に浮かぶ、野球のグラウンド程の小さな島。


現在は橋が架けられ、観光客でも歩いて渡る事ができる。


[ココナッツアイランド]


ここはかつて、ハワイの言葉で"モク・オラ(癒しの島)"と呼ばれた島。


この島には昔、癒しを司る"カフナ(神官)"が住んでおり、病を治す癒しの儀式が行われていた。


また、この島に逃げ込んだ罪人は、王族でも手が出せない場所。


神官の行う癒しの儀式によって、罪から逃れる事ができたという。


先週"逃れの地(プウホヌア)"を紹介したが、このココナッツアイランドも、日本の駆け込み寺のような場所である。


ここが、"聖なる力(マナ)"が得られるという理由は、この島のすぐ先に、その周りから淡水が湧き出る岩があるからだ。


病にかかった者や罪を犯した者は、泳いでその岩を1周する。


病が重すぎて出来ない時は、付き添ってきた者が代わりに1周する。


その間、神官が神に祈りを捧げると、病や罪から癒されたという。


ハワイの王族や神官達は、子供が生まれると、その子の健康と安全を、ここに秘められた聖なる力に守ってもらうために、へその緒をこの島に隠したという。


週末には家族連れで賑わう、このココナッツアイランドからヒロの街を眺めると、潮風が心地よく、確かに癒された気分になる。


【画像出典】

聖地モクオラ(ココナッツアイランド)|ハワイ州観光局公式ラーニングサイト聖地モクオラ(ココナッツアイランド)の詳細ページです。ここでは聖地モクオラ(ココナッツアイランド)の情報をテキストで学ぶことができます。動画で見落とした、より理解を深めたいという場合にこちらのテキストページをご覧ください。リンクwww.aloha-program.com