私はスポーツ紙の中で
ニッカンスポーツを一番好んでいます。

理由は記者さんの
取材力

特に寺尾さんの記事には
いつも勉強させられています。

野球以外のスポーツを一面にすることも他紙より多く

その点においても
品行方正な社風を感じます。

今回の楽天コーチ陣配置転換ニュースでも
ニッカンスポーツが一番信頼でき
的を得ていると思いました。

今回の記事は
宮下敬至記者が書かれたものです。


「競った場面での状況判断などのミスが散見され、星野仙一監督(64)は打開策を模索していた。

4月12日のシーズン開幕からまだおよそ1カ月。

交流戦前という早期タイミングと8人に及ぶ異例さで組織再編を断行した。  

開幕から27試合、借金2というタイミングで、星野監督が重い決断をした。

1、2軍の入れ替えを含む、合計8人ものコーチ陣の役職変更。
打線が不振を極めた5月に入り球団側と話し合いを重ね、ロッテ戦に快勝したこの日の試合後、スタッフに伝えられた。

今日16日に行われる全体練習から新体制で再出発する。



チームの現状を洞察し、足りないと見た部門を重点的に動かした。

8人に及ぶ配置転換を見ると、投手コーチは1、2軍、育成部門とも一切動かしていない。

1軍で2点台中盤を維持する投手陣は順調に機能していると判断。

手を入れたのは攻撃部門だった。
この日の試合で67イニングぶりにタイムリーヒットが出たが、打撃陣の不振は根深くテコ入れ必須の状況だった。

星野監督は
「フリー打撃からミスショットが多い。
上がってくる感じがない。技術そのものが足りない」

とジャッジ。

攻撃全般の知識にたけた外野守備担当の本西コーチを、打撃部門補佐に据えた。

加えて、小差の試合が続く中で、シビアな状況判断能力が欠如している現実も知った。

スクイズバント、ヒットエンドランのサイン見落とし。

進塁できる場面で滑り込んでしまう走塁。

要所でベンチ主導の試合運びが出来ないケースが続き、

「過去には経験がなかった。昨年はどういう形だったのだろうか」と思案していた。

中日監督時代にプレーヤーとして重用した関川、種田両コーチは、星野監督の目指す野球、ゲームプランを熟知している。
選手にいやらしさをすり込ませたい意図が透けて見える。
船出から半年、交流戦前というタイミングでの大きな人事。

一番の狙いは単なる「テコ入れ」ではないのかも知れない。

監督自身が選手を厳しく叱咤(しった)し、時に優しく気配りし選手を導く今のスタイルは、実は本意ではない。

「コーチにもしつこさが欲しい。コーチも鍛えたい。在任中に財産を残したい」と話す。

指導者が任された職務をまっとうし、受け身ではなく能動的に意見する。

監督は意見に対しアドバイスを送る。

あるべき像に届かないジレンマがあった。

監督はファームから送られてくる膨大な資料に日々目を通している。

昇格降格という短絡的な判断ではなく、

適材適所を洗い直し、育成部門の詳細まで配置転換した。

真のプロ集団へと改革する。大シャッフルにはそんな狙いがある。」

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ブーケ1感想ブーケ1

昨日のブログでも書いたのですが

"昇格降格という短絡的な判断ではない"


゙適材適所を洗い直し、育成部門の詳細まで配置転換した"

とはっきり書かれている記事があって嬉しかったです。

宮下さん
ありがとうございます!

そう、そうだ!

と思いました。

星野監督が短絡的な判断で決断するわけありませんよね。

そんな表面的な見解しか書かれていない記事はスースーっと
素通りします(^-^)v

責任をとらせたとか
どのコーチが悪いとか
そうゆう問題の
配置転換ではないと思います。

責任は星野監督がとる以外
道はない。

星野監督以外
責任とれる人はいないのです。

だから
星野監督は自らの痛みを隠して
闘う集団にするために
決断したのだと思います。

星野監督は
コーチの意見にキッチリ
耳を傾ける

決して一方通行にならない関係を構築し
選手の前では
コーチを叱らない。

星野監督の顔色を伺うのではなく
コーチにも勝負にこだわる
持ち場の責任感を
構築してもらいたいのでしょう。

ピラミッド型の
集団を構築できる真のリーダーだと思います。

星野監督はいま

膨大な
ファームの資料にも目を通されているのですね。