12/6 (月) 19:00~19:30
MBSラジオ
「星野仙一の熱血仙一夜」
に矢野燿大さんが出演された会話の
パートⅡです。

唐渡さん
「えー、今週と来週は矢野さんがゲストという形で
お願いしておりますけども、こんな質問がきているんです。

質問:
星野監督が楽天に行かれるのは寂しいですが、
パ・リーグは楽天をもちろん応援します。

ところで矢野さんに質問なのですが
星野監督といろんなことがあったと思いますが
星野監督に対して恐怖を感じたときのことを教えてください。

一同(笑)(笑)(笑)

また星野監督との交流で感動したことも教えてください」

矢野さん
「そうですね、また恐怖は毎回感じてましたけど

一同(笑)(笑)(笑)

恐怖ー、やっぱりね、僕が入団させていただいた時は星野監督が第1回目の最後の年だったので

チームの雰囲気もそうですけど、練習から、やっぱり
監督のオーラってのが凄いんで、
ブルペンとかでも監督が来たらもちろん分かるんですけどね、
だからそこでもう試合以上のプレッシャーというか
当たり前ですけど、
ワンバウンドでもそらすことがあったら、
【何やっとんや!!】と
監督に言われるので、
本当にもう、凄いプレッシャーを感じて練習からやってましたね、はい」

唐渡さん
「はぁ、やっぱり凄いですね、
それでまぁ阪神に来られて、
矢野さんは主戦捕手として、立場があったわけですが、
これはこれで星野監督のバックへの存在ちゅうのは凄いプレッシャー感じたやろね」

矢野さん
少し間をおいて

「うーん、まぁでも僕も立場も変わってましたし、やっぱり何て言うんですかね、

監督を胴上げしたいという気持ちは強かったですし、
あの、僕も負け続けてましたので、勝ちに飢えてましたし、
そうゆう意味では本当にに何とかこう、

僕自身も(優勝)したいと思ってました」

唐渡さん
「まぁこの方は言葉の表現として恐怖というね、
すごい表現してはるのですが、まぁ恐怖というね、
あれはないわね」

矢野さん
(即答で)
「そうです、それはやっぱりない。ないというか愛情がやっぱり」

唐渡さん
「ありますからね」

矢野さん
「だからもうない叱られても、次の日やっぱりチャンスくれるんです。

やっぱり、そういう意味では、すごく愛情持って接してくれてたので、
はい、それは感じてましたね」

唐渡さん
「そうですね、
星野監督の感動した出来事も言ってはんねんけど、
これは山とあるでしょ?」

矢野さん
「そうですね、本当にたくさんありますけど、

僕がルーキーの年に
初ヒット、初ホームランがたまたま甲子園で、
監督、試合終わられたら、もう記者もみんな蹴散らして行くじゃないですか?

誰も近寄ってこれないオーラでバスまで戻って、
バスもちょっと蹴っ飛ばしながら、
そんな雰囲気の監督が
まぁベンチにいる中では僕は一番下ですよね、
僕はルーキーでヒットも打ってない選手ですから、

その選手の僕の初ヒットを覚えてくれてたんですね、
で、まずその日に、
真っ暗なんですけど、
負けてるときは。
手を出してもらって、

【お前、初ヒットやな】と言われて

【あっありがとうございます】
て言ったら手を出してもらって握手してもらったんです。

だからそれが、スゴーい嬉しかったですね、はい」

唐渡さん
「監督知ってたんやぁっていう…」

矢野さん
「僕のことなんか、そんなん…」

唐渡さん
「ね、思いますよね」

矢野さん
「そうなんですよ、
それ知っててもらってたいうの、
めちゃくちゃ嬉しかったですね」

唐渡さん
「(深く)はぁぁー
これ逆に星野監督にふれたいんですけど、
そうゆうのって監督の、
インプットされてるんですか?頭の中に?」

星野監督
「やっぱり記念すべて、
ヒットだとかホームランだとか勝ち星だとかセーブだとか、
そうゆうものは、
やっぱり監督ってのは
敏感に感じなきゃダメですよね

そりゃもう思い出ですからね、スタートですから、
選手の本当に忘れられない初勝利、初ヒット、初ホームランっていうのはね、
それはきちっと、称えてあげなきゃダメだよね」

唐渡さん
「あ、まぁその前の話の恐怖という話がありましたけど、
監督!やっぱりそうゆう意識して、恐怖を与えるような行動なり言葉なりは意識してはるものなんですか?」

星野監督
「いや、意識はしてないですね、え、ただその最近の監督やコーチは、なめられとるわ」

唐渡さん
「ほう」

星野監督
「ホント私に言わしたら(笑)
だからね、やっぱりね、ある意味、
選手がね、オッと思うぐらいね、

監督が一歩グラウンドに足を踏み入れたらね、
なんかこう電流が入ったぐらいね、ビビビーと伝わるようなものじゃないとダメですよ」

唐渡さん
「そうですよね、まぁそうゆう面では矢野さん、
星野監督の、僕らタイガースのことしか分からないんですけど、その確かにビリビリというのは随所にあらゆるところに感じましたよね」

矢野さん
「どこに監督がいるかっていうのが勝手に分かるんですよね、

やっぱり監督来られたらバッティングでも良いところ見せたいと思いますし、
ブルペンでも、ピッチャーもそうですし、僕らキャッチャーでもやっぱりそう思いますから。
そうゆうのはずっとありましたね」

唐渡さん
「僕も星野監督に言ったことあるんですが、

【星野監督はいないのにいるんや】
という表現したことあるんですけど、ねっ、今日は休みなのに、ちゃんといるんですよね」

矢野さん
「そうですね、
そうゆう雰囲気は間違いなくありますね」

唐渡さん
「ありますね、やっぱりすごいなと思いますが、えー、次は星野監督に質問です

質問:
矢野さんがこれから指導者になるためには、
これからどんな勉強したらよいと思いますか?
私は矢野さんにはきっと良いコーチ、監督になると期待しております
最後に矢野さん、
これからも応援しております

まぁこうゆうことなんですけども、どうなんでしょう?」

星野監督
「うん、これはね、
まぁ僕は矢野のこと、テル!テル!と言うんですけども

テルはキャッチャーからずっと見てるから、そうゆう意味ではもう8人はずっと見ているわけでしょ、
それに常にバッテリーコーチ、監督とのアイコンタクト、

いろんな意味の気配りというかね、
目配りというか、
そうゆうものをずっーと何十年もマスクかぶった中でやってきてますからね

まぁ、ある意味
バッター心理
ピッチャー心理、
しっかりとその勉強してきてますから、さほどね、
特別なことをしなくても良い!

それをもっともっと掘り下げて、何ていうかな、
ポジティブなタイプ、そうゆう感じでね、
選手の良いとこ、悪いとこ、
まぁ僕の基本として、
いいか悪いか!

是々非々でいくという、
そうゆうタイプの男になりますよ
えー。きちっと。これね、
優しいようで厳しいことピチッピチッと言いよるからね」

唐渡さん
「言いますよね、矢野さんね」

矢野さん
「(笑)(笑)(笑)図星のような雰囲気」

星野監督
「だから、それでいいと思う
ね、だからそれを当たり前のことを、きちっと言ってやるということが、愛情なんだって!

見て見過ごすヤツというのは、愛情がない指導者だって言うんだ」

唐渡さん
「なるほどね、まぁそれに従って、将来的にはきっと良いコーチ、監督になるやろうと?」

星野監督
「うん、なる!なる!
ならなきゃダメでしょう

そしてもっともっと勝負にこだわるしね、
もっと今のタイガースの監督は勝負にこだわらんとアカンね」

唐渡さん
「あー、まぁ矢野さん、そうゆうことでございましてね、
これから聞きたいこと山とありますので宜しくお願いします。

パートⅢへ続きます。

感想はパートⅢの最後に書きました…