先日から広島・宮島で外人客のガイド案内を始めた。観光客は毎日大勢訪れるがウィークデイはその半分が外人客で、外国語ガイドもあちこちで活躍している。

しかし殆どは日本人ガイドなしで見学している。(私が客と歩いていると)何か尋ねてきたり、一緒に説明を聴いたり、乗り物の中で話し会ったりする。 だから私は結構色々な人から話しを聞くことができる。
 ただ、日本のテレビ報道では『外人客=爆買い客』と勘違いし兼ねない場面があるが、『一般観光客と 爆買い客とは全く別グループ』である。これを混同して外人客誘致などはあり得ない。


勿論、私の相手は一般客だが、ガイド活動を通して感じる所を挙げてみる。
外人客の多くは広島・宮島が目的ではなく、日本観光目的の一部に(広島・宮島を)含める形だから、
 ◆広島と宮島は、世界遺産がセットで観光できるので、来訪価値が非常に増大した。
 ◆しかし滞在時間は短く、できるだけ効率的に見学しようとして、私たちに
ガイド

  依頼する人はいるが、殆どはガイドなしで見学している。

 ◆それには、インターネットや口コミ情報などが極めて重要なガイド役になっている。
  行動は殆ど定番コースに限られ、タクシー移動も限定的、食事も口コミが大きい。
 ◆ 広島に来る前後の訪問地は、新幹線移動するから広範囲になるが、
大体はインター

  ネットで大々的に紹介されている地域に限られる。
 ◆お土産などショッピングも、彼らはかなりの長期観光が普通だから、各々の地では

  殆ど買い物はしない。多分、最終滞在地でまとめ買いがメインと思われる。
 ◆ 従って、外国人観光客による経済効果は、日本全体としては大きくても、各々の
  地域ではが宿泊客の誘致を考えねば、簡単に潤う訳ではない。

だから、地域に一般の外国人観光客を誘致するには、
 ◆インターネット活用テクニックを高めないと客は集まらない。
  評判の高い観光地のページからリンクを貼って貰える様に、連携を組むこと。
 ◆(他地域と連携や、文化連携を組んで)来訪する為のストーリー性を組みたて、
  少しでも宿泊客の割合が高くなる様に作戦を考えなければ、経済効果は少ない。
 ◆地域内の観光整備やサービス体制の充実は、口コミや、ネット評価機関に取上げ
  られる様に考えて整備していくことが大切と考える。
 ◆ 等々・・・