毎回、”観光ボランティアの会” 総会やちょっとした宴会には来賓が招かれる。
その幾人かは、壇上から あいさつを述べられるのが通例である。
 それは大体、○○の部長さんとか、課長さんとか、議員さんとか・・・お偉いさんだが、ちょっと気になるのは、あまりに儀礼的な場合が多いことである。
 例として『主催者(ボランティアの会)の活躍を誇大に褒め称え 謝意が表される、そして来賓側の思惑と関連づけて、観光関連の計画や予算、助成措置など・・・来賓側の努力PRを添え、今後も頑張って下さい』締めくくる。
 主催者(聴衆)としては、自分たちの活躍が褒められ、来賓側からの協賛意図なども表され 悪い気はしない。 心の中でモチベーションも上がる。
 しかし次の瞬間、何をどうしたら良いのか・・・?具体的目標は何も浮かばない。 結局、何の行動も努力もしない、頭にも何も残らない。 それが当たり前の世間常識かも知れないが・・・。

  他地域の状態と比べて、具体的に優れた点を褒められるならともかく、しかし世間並みの普通の行動に、美辞麗句を重ねて、謝意を表されても、聴く側の資質向上にはならない。 むしろ甘えをになっては逆効果である。
  時代は刻々と変化している。 お偉いさんなら、
少し具体的なビジョンを示し、その為の要望事項(課題)を示すとか、具体化が難しいなら大雑把にでも、テーマ(例えば「観光客誘致の為」とか、「市内活性化の為」とか・・・)を言って、『観光ボランティアの皆さんならではのアイデアをどしどし提案して戴く様、期待します』 とか・・・、聴く側の頭に 何か課題として残る言葉が欲しい。