ただいま!

6月17日~26日、
BAHAMA dolphinsuim 2016 終了しました!

成田からダラスを経由して、フロリダ。
ウェストパームビーチという空港へ!

そこからホテルに向かって、ツアーの準備を開始。
乗船するのは翌日の4時。それまではフリーなため、
参加者のREEちゃん、YUKIEちゃんとともに、
メキシコ料理に舌鼓をなんどもうち、まったりとおしゃべりや買い物を楽しむ。

翌日の4時頃、港へ移動し船に乗船する。
乗り込んでから、地図をひろげてブリーフィング。

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船は、夜中12時くらいになってバハマのグランドバハマ島へ出発!
天候が荒れる中、船が進む。出入国のため、ウェストエンドへ。

地下にはこんな部屋があって、狭いけどここで寝ることが出来る。
このアナグラのような小さな場所は、
きっと数日後には自分の秘密基地になるんだろうな。

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初日航海の、外洋をクロッシングする揺れる船内と、
時差ぼけで定まらない睡眠時間でどうしたら良いかわからなかった。

でも、時差ぼけとハサミは使いよう!ヾ(≧▽≦)ノ

朝5時くらいから起きだして、船のトップデッキで
のぼる朝日と、月が水平線にしまわれていくのを
じっくりと数時間かけてみていた。美しいって言葉が出なくなる。

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雲の隙間から沢山の線を作り出す太陽と、それを受け止める、壮大な大西洋。
本物の360度見渡す限りの深い青の海にぐるりと囲まれている。

もう、鳥肌!!!!!
をたてたのは、ちょっと肌寒かったからか。
この風景を船の上でみただけで、自分の中に住んでいる
子供の自分がたまらなく体の中で跳ねまくる。

トップデッキは、船の3階一番上にある。
そこには船長がすわる席があるのだけど、そこで足をぶらぶらさせながら
明け方の航海を、どっしりすわりながら気分は船長。

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でも、乗ることしか出来ない自分は、つつましく応援。


このみたことのない素晴らしい視界に、目が迷っているのがわかる。
どこを見たら良いのかがわからない。こんくらい世界って大きい。

太陽がじわじわと上がるごとに、ほおに当たる潮風に暖かさがつくられてく。
波はゆっくりゆったりと、わたしたちの船をおしやってくれている。

そして、バハマに到着。

出入国を船の中ですませたら、そのままイルカの居る海域へむかう。

グレートアイザック島のあたりで、タイセイヨウマダライルカの背びれをみつける。

「dolphin!!!!!!」

という、船長の声で船内は慌ただしくなる。
それぞれが海に入る準備をしたりと、船内に喜びとワクワクがひしめく。

海の様子をみてみると、
海は大きくうねりがあって、波が高くてちょっと荒れてる。
飛び込むのはこわいかもっていうレベル。
でもそんなこといってらんないヾ(≧▽≦)ノどぼーん!

(©REE)

イルカが10頭ほど波乗りをしている。
なにより、おどろいたのは、イルカが超アメリカンだったこと。

「へい!がーい!」とか言っていそう。


(©REE)

とにかくやんちゃ。人が好きでたまらないのが、にじみ出てる!
自由すぎるし、猛スピードで追い越すし、頭の上をとびこすし、ひたすら弄ばれた。
とにかく元気すぎるくらい元気。度肝抜かれた。太陽が似合うような明るい性格!
こんなハジけたイルカ、初めてであったかも。まるで、喜びのかたまりのよう。
思わず水の中で声を出して、こっちが笑ってしまうくらい。

そして、なんとでっかいサメが現れた。2メートルはあったと思う。
ヤバい顔してた。最近、サメの遭遇率がおおい。

で、最近、このスゴいカメラかいまして!(自慢)
日本で待っててくれるみんなに、わたしの視点を映像でみてほしいなと。
で、このカメラをまわしながら、ひたすらイルカを追っていました。

GoPro HERO4 Silver Edition Adventure CHDHY-401-JP2



で、これをもって撮りまくりつつ、ひたすら海に入ってたんだけど、
サメを見た瞬間、この大事なカメラをバットを構えるようにしてた。

サメはどうやら鼻先が弱いみたいで、鼻先をこづくと逃げる?って。
ほんとかよーって思ったけど。
買ったばかりのGoproが武器になるので、ちょっと心強い。

あとから聞いたら、ナースシャークというサメで。やさしい性格だそう。



ほっとひといき。




★2日目

朝、早く起きれるようになってありがたい。
明け方に、トップデッキに行ったら、りいちゃんとゆきえちゃんがいた。

そこからは、わたしたち恒例のぱりぱりパーティヾ(≧▽≦)ノ。
これは、ナチョスガッカモーレのこと。
サルサソースや、アボガドにつけながらぱりぱりして朝日を待ちつつ、
ビールを飲むというサンライズを祝うわたしたちならではの、セレモニー(笑)

こうこうと輝いていた月が、今日はお役目を終えたかのように
雲の中にしまわれた。
そのかわりに、ヨード卵光のような真っ黄色の太陽があがってきた。

ぱりぱりしながら、周囲をみわたしつつ、
天動説と地動説を語りまくる。ここにいると不思議と天動説のほうが正しく感じる。
あの水平線のむこうは滝なんだよ!と、力説してしまうほど。
昔聞いた水平線の向こうは滝っていう説、いまなら、すごく信じられる。

地球中心説そのもの。地球は宇宙の中心で静止してるんだわ。
地球は丸いだなんて、ウソよ。この景色をみたら。
コペルニクスさんの地動説をいまはちょっと脇において、
昔のひとと感覚を同じくして、ひとりニヤリ。

横で朝ビールを飲みながらりいちゃんが歌う、
パイレーツオブカリビアンの曲に、脳みそが占拠され、
一日中この音楽が脳内に鳴り響くことになる。
なにもすることがないので、もしも自分が海賊だったらの妄想。
戦いたくないな。ヨーホー言ってるだけでいいな。

熱帯低気圧で風が強くて、天気がちょっと悪い。
海も荒れてしまっていて、イルカに会えなかった。船の上でもどかしく!
ダブルレインボーがごめんねって謝ってくれてるようなタイミングで現れる。
ニクい演出、ありがとう。



しばらく航海をしていたら、
船が無人島を発見して、そこにいってみようということになった。
場所はサウスキャットキーというところらしい。

船は浅瀬にとめられないので、
500メートルくらい?がんばって泳いで上陸してみた。

なんと!素敵な貝がいっぱいおちてる。コンク貝っていう、
バハミアンが主食にしている貝らしい。
内側がピンクでとっても綺麗。


(船が遠い…)

りーちゃんは、途中で力つき?船に戻り、楽しく酒盛りをはじめ、
ゆきえちゃんとわたしで上陸。
たった二日間なのに、陸がうれしくてハイテンションで貝拾い。

陸は良い!あはははー!!陸だ陸だ!ヨホホーヾ(≧▽≦)ノ。

海賊と船乗りが陸を見つけたときの気持ちがよくわかる。
あれむりだな、映画のあれ。USJにもあるウォーターワールドの世界!土のない世界はつらいね。
ヤドカリと遊んで、陸をばたばたと走り回ること数十分。
船にもどるにはまた泳がなければ。力つきる前に、船にもどる。
拾った貝はポケットにふたつと片手にひとつで3つ持ってかえった。

このあたり一帯は、かのアトランティス大陸があったそう。
海底遺跡があるんだって。かなり興味あり。



★3日目

風が強くて、やっぱり海が荒れている。
イルカと遭遇しやすいビミニの北のほうまでいくけれど、かなりひどくて、
南下することになった。

南下していたら、
そこで、船長が「dolphin!!!!!!」と。イルカが出た。

海を見るとやはり荒れていたけれど、飛び込んでみると透明度はよくて
たくさんイルカたちと絡むことが出来た。

若いイルカだらけで、ぴちぴちしてる。
海藻キャッチをしたりと、やんちゃきわまりないイルカたち。
イルカとひとしきり泳いで、大満足。

船に戻ると揺れがおおきくて
ゆりかごのよう。自分以外は全員酔ってしまい、酔い止めを飲んでいた。
自分のたくましい三半規管に感謝。
途中で、ちょっと気分悪い?って思うこともあったけど
穴蔵のようなベッドでねているときに、揺れと一緒に魂をすべらすような
感覚で居たらすっと気分がよくなった。
魂を滑らす?なにいってるか自分でもよくわかんないね。

そうそうこの穴蔵のようなベッド、最初は狭いなって思ったけど
すごく安心する。なんだろこのかんじ。きゅうきゅうなのにね。
寝ていると安心する。大海原をはしる船の揺れを感じながら、
体をちいさくして、気持ちよく眠る。

そうそう、航海中はトップデッキが気に入ってしまい
そこでよくお昼寝をしていた。バハマの太陽が刺すように痛いので、
大きなバスタオルのなかにくるまれつつ、船が進んでいく風を感じながら
ずっとお昼寝をしていた。とっても気持ちがよかった。

お昼休みに、コバンザメをみた。
1メートルくらいの大きいやつ。これにひっつかれた人がいたみたい。
海の中でこんなのにひっつかれたらたまったもんじゃないな。

そういえば海遊館のコバンザメ、ジンベエザメにものすごい嫌われたみたいで、
隔離されていまは水槽のアクリルにくっついてるらしいね。かわいそうに。

ところで、そういえば泳いでいるときに
わたしにも4匹の小魚がずっとそばにくっついていたんだけど、
え?なんでくっつくの?って思っていたら、
目立つ色してるから大きな魚だと思って、身を寄せていると。
そうか。よかった。汚いとか臭いとか言う理由じゃなくてよかった。



わたしが泳げばついてくるので、すごくかわいかったので
最初は気持ち悪かったけど、母性が目覚めてしまってなんども話しかけていた。
船に上がろうとすると、必死で全速力で泳いでついてきた彼ら。

ごめんよ。お母さんは帰るよ。あとは、がんばれ。


★4日目

やはり、時差ぼけがすばらしく明け方早く起きるように。
トップデッキに向かおうとすると、朝から雷雲が頭上にあった。
ピカピカしていて、ちょっと不穏な感じだったのでトップデッキを遠慮して
二階で朝日を待っていたら、朝日より先にふたりがやってきた。
3人集まると、ぱりぱりパーティ。今日もナチョスで宴をしよう。よーほー。

朝日にウェルカムをいい、モーニングを食べ終わると、
すぐに眠気がやってくるため、地下の穴蔵(ベッド)へむかう。

うつらうつらと寝ていたら、上の階から「dolphin!!!!!!」
うわあああ、なんも用意してない。パジャマから寝ぼけ眼で、水着にきがえて
いたら、もう既にみんなは海にエントリー済み。出遅れたーーー!

船の上で泣きそうになって、波のなかに遠くに浮かんでいるみんなの姿をみて
子供のように「いいなーいいなーいいなーいいなー」と言っていたら
船長がみんなのもとに船をうごかしてくれて、はいれ!と。楽チンエントリー。
船長ありがとう!らびゅそーまっち!急いで海に飛び込んで、イルカとランデブー。

飛び込んだら目の前20センチくらいにイルカがいて、驚いた。
でも、イルカのほうが驚いたと思う。
いやー、イルカ元気すぎる。有り余ってる。わざとスレスレをハイスピードで通り過ぎるし
むこうから回ろう回ろう回ろう回ろう回ろう回ろう♡と、
回転を催促してくる。アイコンタクトしてないのに、もてあそばれる自分。

かまってほしい!と、全身でいわんばかり。ようは、人間はおもちゃなんだろう。
数センチまでよってくるイルカもいる。これは通称「おさわりイルカ」といって、
さわってさわって。なでてなでて~と、催促してくるそう。
ご所望に従ってイイコイイコ撫でていると、突如くわっ!と威嚇してくることもあるという。
どんだけわがままなんだ。触ってほしいのかほしくないのか。乙女心みたい。雄だけど。
触っていいということがわからなくて、今回さわれなかったけど次回はぜひ、
あの湯がいた水ナスのようなつるつるボディを、ねちねちと執拗に触りまくってみたいと思う。

そしてこの夜。

素晴らしい体験をした!

ナイト・ドルフィンスイム!

夜の9時頃から、船はその準備をはじめた。
船の両脇、海中にまぶしいライトをふたつ放り込んだ。
そこに集まってくるのは、ちいさな魚やトビウオや、穴子みたいなやつとか、イカとか。
クルーは、のんびりアミでイカや穴子をつかまえていた。

その魚を目当てに、きた!きたきたきた!沢山のイルカが、補食をしている。
1頭、2頭と、きゅうきゅうと鳴きながら仲間を呼んで、最後には10頭以上に。
補食中は、悪魔のような顔をするよね。

入る前のブリーフィングで、殺人クラゲに気をつけることや、
自分の居場所がわかるように、海のもずく、いや藻くずにならないように、
腕にライトをつけたりした。

殺人クラゲがくるようで、呼吸困難になったりするんだって。怖いね。
でも、どんなクラゲなの?って聞いても、どんなんかわからないんだって。
夜に現れるらしいから、とにかく、怪しいのには気をつければ良いのよね。
おっけー。よほほー。

準備が整ったので、いよいよ海へ。
夜の海って、怖く感じる。真夜中の海ってなにかが出そうで、飲み込まれそうで。
入るまではちょっと怖かった。ちょっと怖じ気づいた。

イルカの鳴き声に促されるように、真っ暗な海に飛び込む。

びっくりした。
全然想像していた世界が違った!
真夜中の海には大安心があった。底が見えず周りも見えず、
でも、あれは絶対的大安心だった。暗闇に包まれているあったかさというのか。
宇宙の中に浮いているような、守られているような、抱きしめられているような
不思議な感覚だった。なんて表現したら良いかわからないけど、そこに大安心があった。

そこにイルカがやってくるという、かのGMCの箱のまんまじゃないですか。
昼の海より、夜の海の深い暖かさに大感動して海の中で鼻の奥がツンとした。
まさかのナイトドルフィンスイムでこんな感覚になるとは思わなかった。

補食後のイルカたちは元気いっぱいで、夜の海はみえないからこそ
エコロケーションでわたしたちを察しようとする。だから夜の海にイルカたちの
きゅうきゅうというかわいい鳴き声と、じじじじという音が響く。
まるで無重力で宇宙に浮いている幻想的で不思議な感覚だった。
怖くも寂しくも不安もまったくない。どれだけ先入観に冒されているんだろ。
あまりにも幸せで、海中で笑い続けてしまって、マスクにずっと海水が
入り続けてしまったのがちょっと辛かった。夜の海は、麻薬!やみつきになる。
9時から入って11時まで、3時間ぶっ通しでイルカと泳ぎ続けていた。
船長が「もうおしまい!」と×サインをするほど、夢中になってしまった。

イルカから逃げてきたトビウオがわたしの目の前に着地して、
逃げようとした瞬間にイルカに捕まって、せつなくなったり。
バショウカジキがきたり、バラクーダが魚を甘噛みしながら目の前をとおりすぎていった。
あまりみることができない不思議な光景が、夜の海にはたくさんひろがっていた。

この映像を、まとめてあります。
https://youtu.be/tDPQPi98w_k
ここで、ぜひ宇宙遊泳の様子をみてみてね。


真夜中のイルカはクリック音、エコロケーション全開!
5分47秒にはイルカに追われて逃げたトビウオがわたしの目の前に着地し、
ふたたび逃げる。9分27秒からしばらく数頭のイルカにもみくちゃにされながら
洗濯機のように回って、目がまわりギブアップしたところを
イルカが「たいしたことねえな」と言わんばかりの表情で去っていくところは必見です。

シャワーを浴び、夜の12時ごろ。
疲れきって、いつものベッドに死んだように横になっていると
ゆきえちゃんが突然「UFOよびにいこ♫」と元気にわたしの部屋にあらわれた。

しゃーない!うし、まかせとけ。
トップデッキで星空と満月をみながら、いっちょUFO呼んだるか!と、
お茶をつくって、のんだくれてるりーちゃんを横目に、
トップデッキにあがった。

寝ぼけ眼でトップデッキに横になりながら、きれいな星空をみていたら
一瞬で朝になった。「気づいたら朝」という魔法をかけられた。
UFOってすごい。一瞬で世界を朝にすることができるんだー。よほほー。



最終日
★5日目

朝、UFOが朝にしてくれたので、そのままぱりぱりタイム。
風もやんで、海もべた凪になった。波がない!やった!まってました!!
今日はすごいことが起こりそうな気がする。

ご飯を食べて、水着に着替えて、残り少ない日焼け止めをしぼりだして塗りこんで、
準備は万端!イルカばっちこーい!いーるかっ来ーい!と即興で歌いながら、
バウ(船の先頭)で、イルカを探す。
素晴らしい青にうれしすぎてお尻がふるふるする。

目をらんらんさせていると、きたよきた! 
イルカの群れが船の横をとおりすぎていく!
あまりの美しい光景にうれしすぎて「生きててよかったー!」と海に叫ぶ。

(©yukie)


そして、いつもどおり
船内に響き渡る、船長の「dolphin!!!!!!」の声。

急いで海にとびこんだら、バハミアンブルーの海をすべるようにすすむイルカたちが
こちらに近づいてくる。ああああなんて美しいんだろう!

言葉では伝わらなさすぎるので、撮った映像を動画にしてみました。
ここから先は、この動画をみてみてください。
4時間を撮った動画を12分にまとめたんですが、ぜんぶわたしの見た視点。
ところどころブレもあるけれど、一緒に感じてくれたらスゴく嬉しい。
動画の最後のテロップのあとまでみてくれたらもっと嬉しいな。



動画の最後の方にもあるように、
たくさんのイルカのからみ合いのど真ん中にはいりました。
イルカの迫力のすごさ!体のでかさ!ただ見つめることしか出来ませんでした。
海の違いなのか、イルカの大きさが大迫力。いつも会うイルカの1・5倍の大きさ。

(©ree)

午前も午後も最高のコンディションで、さらに午後は波がおさまり泳ぎやすかった。
赤ちゃんイルカがかわいくて、こっちをちらちらと目配せしてきになるみたい。
目を合わせて一緒にゆっくり回転。ぴっちぴちだなあ。

海の中で思うのは、青だと思っている中は透明で、青の中にしろがあり、黒もあり、
沢山の色が存在してるんだなあということを、ぼやっと考えながら泳いだ。


船の上での最後の夜は、
満点の星空をみて眠った。

トップデッキで寝転びながら空をみていると、星は動かないのに自分は動いている。
ブランコに乗ったまま星空をみているよう。なんという幻想的な光景。
大好きな小豆島にある芸術作品の「うみのうつわ」を思い出す。

船乗りたちは、星空を見てどんだけ安心したんだろう。
サソリの心臓も赤く輝いている。
南十字星はみえなかったけれど、ポラリスが綺麗に見えている。
この星だけわかれば、迷うことはないもんね。
動かない星をながめ、どんだけ安心だったんだろう。

たくさんの旅を通してわかること、たくさんある。
それを伝えたくて、こういった旅をみんなとするようにしている。

だって、日本にいては見えない何かをもって帰ってこれるから。
旅とは魂のよどみをきれいに洗い流すもの。きれいにしてくれるもの。
そして、外に出れば出るほど、遠くにいけばいくほど、
違った自分になって帰ってくる。世界がピュアなものになる。

ピュアな世界で、自分と話す時間が増えていけば、
内側の充実が増していき、おおくを純粋に俯瞰できるようになる。
しればしるほど、居場所がわかる。人間関係もかわり精査されていき、
無理と余計がはがされ、かわりに余白と人生のうまみとが増える。
なによりも世の中にはかわらないものがないという無情が、優しさなんだと知れる。

人は「あとで」という。
余裕がないから、という。
本当は、今、一緒にいきたい。
今だから、本当はいけるのだけれど。

思い出したらいい。
みんな、自由なんだ。

今以上に、もっともっと自由だ。


モノの見方も判断も感覚も鈍くしたくないなって、やっぱり思う。
本物を見極める目だけはもっていたい。そこを磨いて愛でたい。
体験で磨かれる感覚や得られる知恵、重視したい。
昔の自分じゃ想像できないほど、沢山の体験の中に在る自分。
大好きな見聞に生きれる自分、こころからありがたい。

それと。
旅の中であった出来事で、少々思ったこと。

カテゴリ、枠にはめたがる仕組み。
そんなことに触れた。よかれ、なんだなきっと。
だけど、どんなタイプかなんて興味なし。

たとえば、外交的、内向的。
そういった二つの種類があったとして、どちらかに何らかのかたちで、わけられるとする。

なぜかその際、外交的に優性を感じがちなわたしたち。
内向的という言葉に、劣性を感じてしまう。
これはどこかで刷り込まれた価値観、そのへんがしゃらくせえんだー。
ひと中心できめたモノサシと定義で枠をつけ呼びたがり、
どうしてこう計りたがる?笑える。だってそれ、古いから!もー。

外交的というのは、人間いう社会において、人に向かう矢印であり、
内向的というのは、宇宙や自然などに対する矢印のことを言うのだ。

こういったこと、わからないから悩んだり迷ったり困ったりするんだ。
そしてどっちも自分の中に、同じ分だけあるんだ。内包しているんだもの。
真実ってのは、つねに右と左のど真ん中にある。それがわかれば、
いつだって自由でいられる。カテゴリ分けなんてナンセンス、
どっちかに決めつけるなんて、冗談じゃないわ、おとといおいでって話しで。

どっちも選ぶし、どっちもありで、どっちもなし、つねに真ん中。

この真ん中はもともと自分が持っている何かのことも指す。
持ってないひとが与えることが出来ず、元々持っている何かを
奪うことが出来ない、そういったとてもとても美しい何かのこと。


で。

わたしはそういったことを、
何とな~く感じている人たちと、
どんどん先に行きます(笑)

スキップしながら、マージナルに。


そうそう。
最近は思うこと、伝えたいことを言葉にすることが少なくなったなって。
だって辟易してたの。
どうみても不自由なのに自由をうたい、ありのままに生きていないのにありのままを促し。
自分らしく生きよう!と、他人のウケウリばかり集めたスピーカータイプが、声高らかにいう。
そしてそれを見抜くこともなく、おもての華々しさに吸い寄せられて群がるメッキたち。
なにやっとるんじゃ、どうした。ウケるわ。そんなとこに答えはないっつーんだよ。
証拠があるだろ、そこでずっと満たされることなく、ハラも膨らみゃしないだろ。
情報過多の経験不足だらけ。いいかげんにせえ。あなたがあなたを語れるようになれ。
そのために体験、増やせや!もっと見抜ける目を磨いて。ぶっこめ。つっこめ。もっと遊べ。
見聞ひろげてやらかくなれや。無駄と余白、とにかく増やせ。贅沢なほどに、五感を肥やせ。
型にはまることに安心するなや、こっちには、くっきりはっきり観えてんだ。
忙しいという言葉でいっちゃん大事なもの、殺すな。そこいたら危険だぞ。気付けや。
たまにでいいから壊せ、抜け出せ、革新しろ。孤独と遊べ。恐れるな。
誰かのいったこと、情報より深いものが自分の中にあるんだ。もっと見たらいい。

老婆心に思うこと多々。
これはすべて、私がホンモノ好きだということからの思い。

とはいえ。
そうしてもしなくてもかまわないし、それはそれで完璧。

この思いの終着点はありがたくも、結局、自分との約束につながってくれる。
こんなふうに言うからには、こちらもメッキにゃならんようにということ。自分とゆびきり。


とりとめもなく、つらつら思いを馳せてたら、空に月がないことに気づく。

満点のこぼれおちそうな星空に、なんで月が出てこないんだろうとしばし悩んでいたら、
夜が更けてから、星空を追ってくるように、真っ赤な月があがってきた。

これはめずらしい、ストロベリームーンという月。
この月は、地上近くの月が赤く見える現象。幸運のシンボル。
ああ、やっぱり沢山のサインがOKをだしてくる、ニクいね大自然や宇宙は。

これはアメリカ先住民が、この月が昇ったらイチゴを積む季節と考えた
インディアンの伝承がある月。そんなロマンティックな月に照らされて
ゆっくりと自分と対話。ああ、お茶がおいしい。



赤い月に見送られながら、マイアミまでの最後のクロッシング。良い旅だったな。
つやつやした黒い波が360度、船の周りを囲ってくれている。


ああ、そうだそうだ。ルーシーって言う映画にあったあった。

「ひとという生き物は、本質的に在る本来の力より、
 作り出した道具に依存してはいないか」

ここだね。本質的な本来の力を取り戻すのがいい。いいこというね。
こういった大自然にいたら、本質が体の中で踊り狂ってくれる。
どんだけ直感やらが内からわきあがっていくか。体験しないとわからんよね。

外洋の揺れに任せ、赤い月にてらされながら、
なんでこんなことを考えているのかな?の根本を探ったら、
結局のところ、大好きな人たちの自由こそ、わたしの大好物だからだった。
そのために、人生を生きてるんだなー。
自由解放軍ね。よほほー。

帰ったらまた「自由」をつくりだしていきたい。
たくさんのひとに、自由ということを、思い出してもらいたい。
自由は無限、かたちも違い、人の数だけ在るのが素晴らしい。

そのためには、自身が「自由の試供品(サンプル)」であり続けること。
ここが一番、自由をきわめていこう。
自由は憧れるものじゃない。自由は在り続けるもの。

そんなことを、一人討論しつつ。自分とゆっくり話しながら、
船はゆらりゆらりと、満月を背中にしょいながらマイアミに向かったのでした。


そうして下船し、陸におりても体が揺れ続ける。
ゆきえちゃんの揺れ方が激しく可笑しくて、りいちゃんと大笑いしながら帰国。

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最後は、ダラスの空港のなかの、お気に入りのメキシカン料理で乾杯!





バハマドルフィンスイム!

思う以上に良かったので、来年もやりたいとおもいます。
来年の、6月~7月くらい、予定しておいてください。
気が早いけど、今からいきたい人がいたら、教えてください。
船をチャーターするのに、とてもありがたいので(笑)
いきたいひと、一緒にいきましょう!
で、いっぱい語りましょ。


だって・・・

地球は遊び場!!ヾ(≧▽≦)ノ
わたしたちは、地球に遊びにきているんだから!!



ふたりとも、おつかれさまでした!
最高の10日間に、感謝!!!

らびゅそーまっち!



こんな長いのに、よんでくれてありがとー。
いいたいことがこんなにもつのるほどの、魅力的なツアーでした!!!
ヾ(≧▽≦)ノ

おしまい。





【おしらせ】

2016年7月26日より、
電話鑑定は1分380円と変更になりました。
一日ひとりのみの、予約となります。
どうぞよろしくおねがいいたします。



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