この段階になって妻が「付属校も良いかも…」などと言い出しました。

我が家が行けるとしたら学力的にマーチ付属…か…


のびのび過ごしてマーチ、というのは魅力的である一方で、よく言われるデメリットは理系の道が閉ざされがちになること。


ただ、私はそれに加えて、受験のプレッシャーがないことで、社会を生き抜く力の貴重な訓練の機会を失ってしまうのではないか、というのが個人的な見解です。



受験を通じて後天的に訓練することができる能力

  • 期日を守る(逆算思考、リソースの配分)
  • ストレス耐性、やり抜く力(バイタリティや粘り強さ、打算的な思考)
  • ロジック(複雑な事象を自らの力・言葉で整理する、ロジカルな思考)
  • 学びの姿勢・知的好奇心(苦手なことでもやらなければならないことであれば主体的に調べる、指示待ちしない)
  • 語学力、語彙力

受験勉強だけでは身につけられない能力経験
  • 上下関係(上の人に可愛がられる立ち振る舞い)
  • 芸術、リベラルアーツ
  • インテグリティ
  • リーダーシップ
  • 協調性

いずれも社会を独力で生き抜くためにはどちらもレベルを上げておく必要があります。

私は人事・採用にいたこともあるのですが、受験のプレッシャーなく生きてきた人は特に前者が弱い印象を持っています(但し、早慶附属レベル以上の中学高校受験経験者になると流石にちゃんとしているな、という印象です)

特に、ロジカルシンキングや知的好奇心の部分で違いが大きいですね。

受験でハードなプレッシャーをかけられながら学習してきた経験というのは一生物だと感じているからこそ、付属校のぬるま湯に我が子のような易きに流され続けるおっとり女子を入れると、もうダメになると思うんですよね。

仮にゆるりとマーチまで行っても、就職活動で苦労し、そこをパスしたとしても、文系就職では成功できないだろうなと。

才覚に溢れたお子様は違うかもしれませんが、我が子には難しいだろうという自信があります(笑)

よって、私的には付属校はNOです。