現在、我が家では、算数、理科をパパが、社会をママが、フル伴走(予習の導入部分、基本・練習問題レベルまでの解説、週テスト復習の解説)しています。


これは、要領の悪い我が子に「最高に効率良く」受験に必要な武器を持たせるためという最大の目的がありながら、実は「親である私自身が実際の中学入試問題に対応できるようにするため」に一緒にカリキュラムについて行っているという裏目的もあったりします。


やはり中学受験算数は特殊なので。



私が高校生のとき、高2高3になってからスルスルっと成績を伸ばし、結果広島大学医学部医学科に合格したクラスメイトがいました。


高1までは学年でも下の方でしたが、高3最後には真ん中くらいまで成績を上げてきていた卒業前の彼に、どうやって成績を上げてきたのかを聞いたところ、

「数学と物理は父親と一緒にやっている」

と言われ、大変面食らった記憶があります。


「一緒に解説読んだり、横に並んで一緒に解く感じだから、教師みたいにバッチリ解説してくれるわけじゃないけど」と謙遜していましたが…


聞くとお父様は医師だとのこと。


勉強とは自分でやるしかないものだと考えていた私は、高校生でも「親から勉強を教えてもらえる、一緒に解いてもらえる」環境を大変羨ましく思いました。


学校の先生に質問に行くことって、子供にとっては心理的ハードルが高くて、「こんな簡単な問題で質問に行ったら怒られるんじゃないか」とか、

苦手科目に至っては「そもそも何がわかってないのかがわからないから質問に行きづらい」みたいなところがあって、授業を除けば、文字ベースで書いてある解説が当時の私の情報源の全てで、わからなければ放置されていました。


やっぱり親が勉強教えられたらシンプルに有利だよなあ、と感じたんですよね。


高校生のときのあのクラスメイトとのやり取りがなければ、私は今「勉強とは自分でやるべきもの」「テキストや解説読んで何とかしなさい」と子供に伝えているかもしれません。


ということで、我が家は、私がついていける限り伴走し、共に問題を解き、そのための努力(毎週一緒に問題に取り組み続けること)を継続することをここに誓います(笑)