非常に勉強になりました。



まず、日能研さんは

「過去10年分以上のデータを加味」してR4偏差値を決めていらっしゃるそうです。


毎年の母集団が同じレベルである前提であれば、この方法は精度を高める方に働きますが、残念ながら日能研さんは上位層が減ってきている傾向にあるそう。


つまり、偏差値70で合格率8割と思っていたら、母集団のレベル低下によって今の偏差値70には10年前の偏差値70ほどの学力がなく落ちまくってしまう、という話のようです。


塾としてもR4偏差値の表示を実態に即して上げると、塾生がチャレンジしてくれなくなるためなるべく変化させたくないというインセンティブが働く、という。


おそらくですが、データの算出期間を過去の優秀な母集団だったころにどんどんと遡って広げることによってR4偏差値を維持・算出しているのではないでしょうか。

気づいたら1990年代まで遡っていたりして(笑)

さすがにそれはないか…


高偏差値ゾーンは大人しくSAPIX模試で判断しろ、ということがよくわかりました。