一部SNSで足元話題になっている書籍
コスパで考える学歴攻略法
夜中にざっと拝読しました。
中学受験にも、高校受験にもフェアなスタンスで
よりアカデミックな立場から書かれていますが、普段私自身が考えていることと似た部分も多かったですね
- 家庭に金と余力があるなら、中学受験にチャレンジすると、その経験が大きな財産になる
- 中学受験をやらないなら、高校受験に向けて小学生のうちから英数の先取りを進めること
- ただし、中高一貫生と公立高校生の間には、駿台全国模試の偏差値ベースで3-5ポイントほどの差がある(マーチと早慶、上位国立と旧帝大程度の差)
- 中学受験生の強みは、幼い頃から多くのテストを受け、それに向けて努力してきた経験。そして、数学力。大学受験は特に難関大理系は数学で決まるが、上記偏差値の差が最も大きいのが数学。高校受験数学では、大学受験に必要な数学力は鍛えづらい。
- この偏差値の数ポイントの差と、中学受験and中高一貫にかけた費用を照らし合わせ、コスパが悪いと考えるか、妥当と考えるか
私自身、一応進学校と言われる田舎の中高一貫校に高校から入学しましたが、確かに中学からの内部進学生と比べて、数学ではビハインドがありました。
カリキュラムの進度もそうですが、一番は「高校受験で出題されない範囲だけれども、中学受験ではガンガン出ちゃう内容」が、大学受験数学にはあるんですが、この理解スピードが違う。
整数問題、数列がその最たる例です。また、確率や場合の数も高校受験ではさほど難しい問題が出ないため、苦手にする高入生も多いですね。
この辺で躓くと、数学わからない〜からの私文コースに行ってらっしゃいとなります(もしくは数学が低くとも英語で稼げる国立文系に滑り込む)
私個人の意見としては、子供が文系に進学するのであれば、中学受験はコスパが悪いと個人的には思います(笑)