学生時代に集団授業の塾講師も、家庭教師の経験もある私は、「集団授業の塾講師がいかに子供達のことを理解していないか」ということを知っています。
塾講師は、生徒のことを表面的におさえているだけで、各単元・技術において、なぜ躓いているかという原因のところまで正確に把握している人など皆無です。
というか、一人一人に思いを馳せる余裕などありません。一週間で何百人という生徒を教えますから。
(家庭教師はそれが可能になりますが、逆に“人の目”が薄れるため強制力に欠けますね)
集団塾の塾講師との面談で、子供のことを大変よく理解していただいている講師にハッとさせられたご経験はありますか?申し訳ないですが、大部分の方は無いと思います(笑)
やはり最も効率よく小学生であるまだまだ幼い子供の学力を伸ばせるのは、“集団塾の強制力を上手く使いながらの親塾”だという自論を持っています。
ただ、親塾が成立するためには、子供が親の教えることを素直に聞いて実践できる土壌が前提で、さらに親が子供に具体的な解法を正しく教えられる知識も必要です。
そのためには
- 幼い頃から一緒に勉強し、子供に「この人(親)の教える解法を聞いておけばメリットがある」と思わせること
- 親と子でも人間同士であるため、相性の問題があることから、母親がダメなら父親、父親がダメなら母親が教えられるようにバックアップ体制を作っておくこと(片親任せにしない)
- 親自身がカリキュラムを先回りして解いておき、目指すべきレベルの問題までは何なく解けるようになること
などが必要ではないかと思っています。
がっつりカリキュラムを管理して伴走までしなくとも、テスト前にわからないところを一緒に潰してあげられるだけでも、子供の負荷は断然軽くなるはずです。
三点目については特に、親塾で手厚くフォローしたいと思っている親に対する専門のサービスがあっても良いなと思います
例えば、小4の親だけを集めて、中学受験カリキュラムを短期間で会得する授業動画、質問応対サービスとか。算数はコベツバなんかが既にありますが、理科は手薄ですよね。
親が賢くなれば、家庭内にバリバリの家庭教師を作れます、ということで。
娘が中学になって手が空いたら、私自身、小規模に事業化してみようかしら。なーんて。
動画閲覧だけでなく、それぞれの親御さんに宿題も出しますし、予習シリーズ〜演習問題集の中から数字替えのテストもしますかね😂