せっかく①で立式できるようになったので、昨晩、娘ちゃんと少し話をしました。


テーマは

「過不足算(差集め算)をまるいちで解いてみると」

です。


題材は夏期講習テキストの差集めの最後の問題。



まず、これまでの方法で生徒数を求めてみましょう。

状況を整理するための図を書くのですよね。

(コベツバ先生より拝借)


過不足算は「同じ一人当たり個数」に揃えないといけないので、下段を全て

3・・・・3

に揃えて、あまりを増やすという調整をします。 

その結果、下段の余りが8から48に変わりました。



こうやって、

1人当たりの差が2個に揃い ✖️□人=48+2

□=25

と、25人の生徒がいることがわかりますね。

そもそもこういった図が書けない子もいるでしょうし、さらに言えば余りを調整する際に下段を3に揃えるという点(7や6ではダメ)が躓きポイントでしょうか。



それでは、まるいちで解いてみます。

生徒数が①人いたとすると

チョコレートの個数は以下の2通り表現できます。

5個ずつ配るには2個足りない➡︎ ⑤−2

小中残で配り分ける➡︎ 7×7+4×6+3×(①−11)+8


この2つがイコールになるので、

⑤−2=49+24+③−33+8  これを整理して

⑤−2=③+48   左辺右辺から③を引いて

②−2=48

②=50

①=25


と求めることができました。


3個ずつ配る人数を(①−11)人とするところが少し練習が必要ですが、式さえ立ててしまえば、あとはゴリゴリ展開と変形するだけですね。


このように

図を工夫して書いたりする必要なく、“解けてしまう”というのが、まるいち(方程式)の良いところでもあり、悪いところ(頭の体操にならない)でもありますね。


娘ちゃんとしては、既に習得してしまっている従来の方法の方が好きだということ(やっぱり頑固者でした…笑)ですので、一旦はそれで良いと答えましたが、


解き方を忘れてしまった時や、解いていて計算が合わない(明らかに変な数字の答えが出る)ときに、まるいちで解けるようにしておけばもっと安心だよ、とも伝えました。


どれほど伝わったのかは定かではありませんが(笑)


これから受けるテストの復習をする際に地道に

別解としてまるいちを差し込んでいくことで、娘ちゃんの対応力が上がれば良いなあと思っています