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(出典:Computerworld)

こんにちは、パーソナルトレーナーの前田有久です。

今日は、AIがプロの囲碁士に勝ったというニュースから。
「一人じゃ~な~い~から~♫」のAIさんが勝ったわけではなく(^^)、人工知能(Artificial Intelligence)の事です、勿論(^_^)。
人間が作り出した機械が、「チェスの【10の10乗倍】難しい(‼︎⁇)」とされる囲碁で、人間に勝ったわけです。
えらい時代になりました、本当に…。


昨夜Facebook上で知人が360°ビデオの映像をアップされていて、あたかも自分がそこにいる様な気持ちになるその映像を見入ってしまっていた訳ですが、本当に、10年前には考えもしなかった事が、テクノロジーの進歩によって実現可能になってきています。

これらの様な技術力の進歩によってもたらされる恩恵の中の一つとしては、手間隙が省けるという事が挙げられます。
つまりこれまで人の手によって行われていた事の多くが、機械化出来てしまうという事。
便利にはなります。
しかしこれ、少し怖くないですか?


大変お世話になっている方から、数年後には機械化されてなくなってしまう職業があるというお話を伺いました。
具体的な職種名は割愛しますが、数年後に起こり得る話です。

実際に、活版印刷の植字工だった私の父親は、ワープロの登場で、仕事がなくなってしまった経緯があります。
その様子を間近で見てきた者として、このテクノロジーの進歩はスゴいと思う一方、一抹の不安もあるのは事実です。
その当時よりテクノロジーの進化のスピードが速い今、消えゆく職業も加速度的に増えていく可能性は大いにあります。


しかし…。

AIに敗れた碁士の方は勝負の前に、自分は負けるかもしれないが、AIは囲碁は出来るが囲碁の美しさを表現する事は出来ないという様な趣旨の事を話していました。

ワードやエクセルで素早くタイピングするのは非常に便利ですが、活版印刷の持つ温かさや重厚さはPCでは絶対に表現出来ないと、私は信じています。


機械には血が通っていない。
そして、機械が自らの意思で行動する事はない。
心が無いのです。
その部分で、本当の意味で人工知能に我々人間が敗北する事は無い。



閑話休題。
これからなくなっていく職業について、具体的な職種名は割愛しますが、多少なりとも我々フィットネス業界にも余波はあると思います。
仮に直接的に仕事がなくなる事が無いとしても、上記の流れから庶民の所得が落ち込み、スポーツクラブに通えなくなったり、有料でセッションを受ける事が難しくなったりという事が考えられます。
その為に早い段階から対策を練る必要があります。


我々の仕事の真骨頂は「人 対 人」。
お客様と目的や目標を共有して、方法論を提案するだけではなく、トレーニングを進めていきながら、共に喜び歩んでいく仕事です。

プログラミングされたデータの中から、お客様にもっとも有効な運動負荷や食事を提案したり、ひょっとすると、トレーニングセッション自体を、冒頭の360°ビデオをもっと発展させた様なバーチャルのツールを使って実施される時代が来るのかもしれません。
しかし、その様なツールは、決して心からお客様の目的の達成や挫折に一喜一憂してくれる事は無い。



我々フィットネスの業界に限らず、目の前の仕事に、目の前のクライアントに、どれだけ気持ちを入れ、情熱を込められるのか。どれだけお客様に寄り添えるのか。
例えプレコリオのレッスンで曲や動きが決まっていても、どれだけ一人一人のお客様を思い、気持ちをそこに込められるのか。



そう思うと本当にこのフィットネスや運動指導の仕事をするには、人間力、いや、人間としての魅力の有無が、未来を分ける様に思います。

気持ちや情熱は定量化出来るものではなく、大変抽象的なイメージを受ける言葉ですが、この定量化出来ない部分こそ、人間が持つ良さ。

ここをどれだけ自分の中で豊かにできるか…。

人間磨きをしないとですね。



前田有久