母とは大学進学を機に別居しています。
普段は優しいし、たわいもない世間話をしているのですが、小さい頃はとても怖く感じることがあり、早く家を出たいと思っていました。

母は字が綺麗です。本人曰く習字も習っていて特技らしいのですが、それゆえか私の習字についてもとても厳しかったです。

小学校の頃は夏休みと冬休みに習字の宿題がありました。

その課題の時、いつも叱られっぱなしで、泣きながら字を書いていました💦

いつもこのような流れです。
①和室一部屋に汚れても良いシーツをしきつめる
②新聞を大量に半紙の大きさに切る
③和室で母に筆を持たれながら、字の練習をする

③の字の練習の時、ずっと叱られて泣きっぱなしでした。
そしてそれが2日くらい続いてから、半紙に書きはじめます。

そして半紙に書いたものを一面に並べて、一番良いものを選びます。母が納得いかないとまた半紙を買ってこられて、書き直しになったり💦

ただ母親の特訓の成果か習字では賞をもらったり、県庁所在地の大手デパートに飾られて見に行ったこともあります。

当時は毒親なんて言葉もなかったので、字が下手な自分が悪いと思っていたのですが、正直辛かったです。
また毛筆に比べて硬筆の成績は悪かったのですが、そのことで親に「習ってたのに字が下手でガッカリ」と言われ続けました。入学願書などで親の目につく書類などでは、いつも文句を言われて苦痛でした。

そのせいか、親と離れて暮らしたいと思い、大学進学を機に離れました。ただ親も歳をとったせいか、最近は連絡が増えました。

今はたわいもない話ができます。また自分も大人になりお金を稼いだり、家事をこなす中で、「親も習字の月謝を出したりで大変だったのかも」と思います。

ただ正直、今でも実家に帰って怒られるかもと思うと少しビクビクしてしまいます。