それもバーですから
ちょい前ですが、金曜日のいつものバーでのこと。
おなかがすいたまま飲むのはあまり好きではないので、
ガッツリラーメン食べてからバーに行ったんですが、
ラーメンにニンニクちょっと入れたのがよくなかった。
バーについて常連の方と飲んでると、
バタッと開いた入り口のドア。
「なんか空調おかしくない? ニンニクくさい」
入ってきたおじさんが開口一番そういいました。
オレのせいか…と思いつつも、いきなり謝る勇気もなく、
あわてて匂い消しにシガーを吸います。ああ小市民。
てか皆さんごめんなさい。
その後のバーテンさんとのやり取りを聞いていると、
そのおじさんはどうやら最近通いだしたお客さんみたいです。
おじさんは敬語は使うものの、
けっこう高圧的な物言いで、いかにも「オレは常連だぜ」感を
まわりに出そうとしていることが言葉のふしぶしから見て取れました。
たまーにいますよね、こういうお客様(笑)。
しかし感心したのがバーテンさんのコミュニケーション能力。
「ほんとですか!」「いやあすごいですね」「実は僕も最近それやりはじめて…」
などなど、単なるお世辞だけではなくきちんとした会話で
おじさんの心を酔わせていました。
以前、バーテンさんが言ってた言葉を思い出しました。
「それもバーですから」
すべてを受け入れつつ、楽しんでもらう。接客業ってたいへんだなと。
たぶん、おじさんはまた来るでしょう。
そのとき僕がいたら、ニンニク抜きで来ていることを祈ります(苦笑)。