近頃は女子カメラなどといって、レトロなカメラを引っ張り出してきて真四角なスナップ写真を撮るのがいいんだとか・・・

アトリエの近所に住む女子がカメラの使い方を教えろという。
で、持ってきたのがなんとハッセルブラッドの500番台にゾナー150mmというセット。

はー。
今時はこんなのが流行ってるんですかね、最新式のミラーレスデジカメぢゃダメなんでしょうか。

サクラもハッセルを持っているので使い方教えるのはいいんだけど・・・

イメージ 1

↑コチラはサクラの私物ハッセル。
レンズ交換式ですが、バック部も交換式で、ブローニー6x6/6x4.5、デジタルバックを切り替えてつかえますから、汎用性はそこそこ高いです。


んで、とりあえず持ってきてくれた35mm用フィルムは使えないよ。
それにストラップとレンズフィルタも形式が合わないので・・・

てか、、、使い方の前にこのカメラは自動露出ではないので露出計を使うか、ソニーやオリンパス辺りのミラーレスデジカメで一旦撮影し、その露出を参考にするような撮り方になっちゃうよ?

できれば買う前に相談して欲しかったなぁ。
若い女性は度胸がありすぎるというかなんと言うか・・・
中古でもこれだけのセットを買ったら20万円以上するのでは?

まぁ折角買ったのだから、失敗上等でとりあえずやってみましょうか。
フィルムとストラップはちょうど余っているものがあるので進呈しましょう。

ハッセルは間違った操作は一応出来ないようロックがかかるように作られていますが、無理するとロックを乗り越えて壊れることがあります。

世間ではこれをハッセルの作法などと言って敷居が高い感じに捉えられていますが実際には大した話ではないですし、大判カメラのことを考えれば面倒だといっても可愛いもんです。要は、操作が硬かったらいまダメな状態なんだと思って無理しないで状況を確認すればいいだけです。

たとえばシャッターがチャージされていない状態ではレンズの着脱が出来ない、遮光板がはまっていないとフィルムマガジンが外れない、逆に遮光版が嵌ってるとレリーズが下りない、スローシャッターはレリーズ長押ししないとバックシャッターが云々・・・

デジカメのように親切なメッセージが表示されたりしないですが、気をつけるポイントは幾つもないです。一日遊んでいれば慣れてくると思いますよ。

女子カメラではソフティなネガフィルムを使い、露出はオーバー目で絞りも開けて画面の中にボケ部分を作るとそれらしく見えるのではないでしょうか。ただ、決まりきった定番の手法に拘らないのが女子カメラのいいところかもしれませんから、風の向くまま、気の向くままにやってみては?


え、なに?ローライの二眼にすればよかったって?
・・・