機材シリーズです。
今日は三脚の代わりに使う枕(まくら)です。
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「でたー、こりゃまたおかしな機材・・・早朝撮影で日の出待ちするときに寝るのか?」

わはは、ホントに寝られそうだけど、これでカメラをある程度固定するのに使う立派な機材。
三脚が使えない場所では重宝するよ。

まずは作り方からいってみよう!←超簡単です

今回は洗濯ネットを使用しています。
100円ショップで一番小さな洗濯ネットを買い、中には枕用のあんこを詰めます。
あんこはスポンジとか綿などのふわふわしたやつだとダメです。しっかりとした硬めの材を選びます。
サクラはプラスチックチューブを短く切ったタイプを入れています。
ポイントはパンパンに詰めないところです。
まぁそんだけ。w

使い方も簡単。

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これは都内の高層ビルの窓から夜景を撮っている場面。
応用編で薄いゴムシートを滑り止めに重ねてもいいかもしれません。

最近はカメラマンのマナーが悪かったせいか、三脚の使用禁止を明記している展望室も多くなってきました。
以前は邪魔にならない範囲では黙認されているところもありましたが、いまはほぼ全滅に近いです。

しかし、これでしたら三脚を使わなくても角度をある程度自由に決めて長時間露光できるようになります。

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(東京都中央区 聖路加タワー展望室)

作例ではISO500の絞りF8半で15秒の長時間露光としていますが、拡大してもブレはありません。

最新のデジタルカメラではISO感度を10万まで上げられるようになっているものがあって、手持ちで夜景の撮影も可能になってきていますが、長時間露光によって水面を滑らかにしたり、船の軌跡を写しこむには長時間露光が必要です。

使用例では枕をダイレクトに使用していますが、汚れ防止やある程度防水の目的でジップロックに入れて使うのも手です。

なお、以前も書いたことがあるのですが、趣味のカメラマンの撮影には一切の優先権はないので展望室のいい場所を長時間占拠したり、大きなカメラバックを人通りの邪魔になるようなところに放置するのはマナー違反ですのでやめましょう。

枕を使って撮影することで叱られる事はないですが、撮影のマナーが悪いと撮影禁止などに発展する恐れもあるので、一般の方への配慮もお忘れなく・・・