久々の機材シリーズです。
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TOYO ロールフィルムホルダ 69/45
http://www.toyoview.co.jp/pdf/rfh.pdf
http://www.toyoview.co.jp/
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ヤフオクでTOYO(サカイマシンツール社)のロールフィルムホルダをゲットしました。

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シノゴ判カメラ用のアクセサリで、通常のシートフィルムホルダの代わりにこれを装着することでブローニーフィルムで撮影できるようになります。

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デカいフィルムを使いたい為に大判カメラを使うのに、わざわざアダプタをつけて小さなブローニーフィルムで撮影する意味はあるのかと思われる向きもあるかもしれないですが、泊りがけで撮影する場合には荷物の関係でシートフィルムホルダ(ひとつで2枚撮り)をあまり多く持っていけないので、場面によってはブローニーを使ってシートフィルムを温存するというのはメリットになります。
(ブローニーは6cmx9cmの8枚撮りです)

また、撮影画角も望遠側になりますのでレンズも広角と標準だけを持ち出し、望遠はブローニーで撮影するという作戦もとれます。

早速テストの為、お台場のアクアシティからレインボー橋の眺めを撮影してきました。

使い勝手は悪くないです。
フィルムの巻き上げも適正位置でキッチリ留まるようストップが働くのでカメラマンが苦労することはないです。
遮光板のロック解除ボタンが若干操作しづらいところに配置されているのが気になりましたが、慣れれば特に問題なさそうです。

撮影は日没前から始めていたのですが、だんだん暗くなってシャッタースピードも遅くなってきました。
大判用のシャッターはカメラボディではなくレンズ側についているのですが、設定できる一番遅いシャッタースピードは1秒が普通です。それ以上はストップウォッチを使ってバルブで撮ります。

しかし、なんと今日はストップウォッチをアトリエに置き忘れてきてしまいました。
まぁ腕時計があるからいいかと、袖をまくってみましたら時計も無いことが判明しました。

露出計でシャッタースピードを計測すると20秒と出たので、とりあえず脳内で20数えてバルブ撮影してみましたが、どう考えてもカウントが早そうだったので最後に4カウント足しました。
猛烈にいい加減ですね。これぢゃあまり意味なさそうです・・・

何かいい方法は・・・と考えていると、予備のデジタルカメラを持ってきていることを思い出しました。デジカメのシャッタースピードを20秒に設定して、大判と同時にレリーズしてデジタルカメラの露光が終了したら大判のバルブも閉じるように操作すればほぼ適正に時間が計れそうです。

デジカメのシャッタースピードの最遅設定は30秒ですから、大判のほうも30秒以内に露光が完了するように絞りを調節してテスト撮影を継続することが出来ました。

ゴールデンウィークということで現像屋さんが休みなので結果のほうはまだわかりませんが、露出の決め方自体はロールフィルムを使おうがどうしようが変わりませんから、おそらく大丈夫でしょう。

おまけ
デジタルカメラで撮影したレインボー橋の眺め。

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