マウンティング
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一応機材シリーズにしておきます。
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一応機材シリーズにしておきます。
撮影済みのフィルムを整理するとき、よく撮れたものはマウントに収めることがあります。
これから説明する方法でマウント化しておくと、扱いが楽になるのとフィルム自体を保護するというメリットもあります。
これから説明する方法でマウント化しておくと、扱いが楽になるのとフィルム自体を保護するというメリットもあります。
使用する材料は次の通り。
・カットスリープ(切ったフィルム1枚を入れる袋)
・マウントカバー(完成したスライド自体を入れる袋ですがなくてもいいです)
・ペーパーマウント(フィルムを挟み込む本体、二つ折りにで糊付き)←紙製
・ハサミ(焼入れの入ったよく切れるものを用意しましょう)
・ライトボックス
・手袋
・ブロア
・カットスリープ(切ったフィルム1枚を入れる袋)
・マウントカバー(完成したスライド自体を入れる袋ですがなくてもいいです)
・ペーパーマウント(フィルムを挟み込む本体、二つ折りにで糊付き)←紙製
・ハサミ(焼入れの入ったよく切れるものを用意しましょう)
・ライトボックス
・手袋
・ブロア
手袋はフィルム面に指紋などを付けないようにするためのものですが、片方だけしてあれば十分です。
サクラは左手だけに手袋をしていますが、こうすることでカットスリープを袋から出したり、フィルム以外のものを操作するときには右手を使えるので楽チンです。
サクラは左手だけに手袋をしていますが、こうすることでカットスリープを袋から出したり、フィルム以外のものを操作するときには右手を使えるので楽チンです。

↑まづはフィルムをカットします。
サクラはハサミで切っていますが、真っ直ぐ切る自信がないようでしたら専用のフィルムカッターや事務用のギロチンカッターなどを使えば確実ですが結構高いです。

フィルムを1駒にカットしたら、カットスリープに入れます。
カットスリープはやや大きめなのでフィルムをカットスリープの左下隅にキッチリ収めたら、余った部分はハサミで切ってしまいます。
まぁ別に切らなくてもいいのですが、あとでマウントに収めるときに余計な部分が原因でしわになったりすると面倒といえば面倒です。サクラ的には上部と右を切っています。

いよいよマウントに収めるのですが、実はペーパーマウントはには最初から糊がついていて、二つ折りにしてしっかり押さえつければそれでOKです。
注意点はフィルムがマウントの窓枠に対して斜めになったりしないようにすることと、カットスリープがしわになったりしないように気をつけるくらいです。
※ほんとはマウント自体に裏表があるのですが、見分けが付かなければキニシナイという程度でも問題ないです。窓枠がほんのちょびっと大きいほうが裏です。よぉ=くみると目印も付いています。
なお、↑の絵では直接フィルムを触っているようにも見えますが、カットスリープに入れていますから、全然大丈夫です。こういう作業は手袋でやるとなかなかうまく行かないのですが、素手であれば問題なく出来ると思います。
これで完成なのですが、実を言うとマウント化するとマウントの窓枠によってフィルム外周の一部が隠れてしまう部分があります。ツウな人達はケラレといったりします。
ケラレはほんの少しなのでほとんど問題にならないレベルなのですが、コレを逆手にとってトリミングに応用してしまうというテクニックをご紹介します。
↑の絵は滝をアップ目に撮ったものをマウンティングしているところなのですが、フィルムの端のほうに余計な枯れ草が写っていることが判明しました。
ファインダー内では気づかなかったのですが、現像してみると目障りといえば目障りです。
そこで、マウント位置をほんのちょっとずらすことでこの余計な枯れ草をマウントの窓枠であえてケラレるように配置しました。
これで希望通りの絵柄とすることが出来ました。
ファインダー内では気づかなかったのですが、現像してみると目障りといえば目障りです。
そこで、マウント位置をほんのちょっとずらすことでこの余計な枯れ草をマウントの窓枠であえてケラレるように配置しました。
これで希望通りの絵柄とすることが出来ました。

・小田代ヶ原の貴婦人 ペンタックス 645N 45mm/F2.8 フジベルビア100
・小又峡の滝 ペンタックス 645N 80-160mm/F4.5 フジ ベルビア100
・すがはらなおこ(babaroa撮影会) ミノルタ α-9 Carl Zeiss Planar 85mm/F1.4 フジ アスティア100F
マウント化されたフィルムはカットスリーブに入っていますから手で触っても大丈夫なので、人に見せたりコンテストなどで送付するときには安心です。マウントが劣化したりフィルムの取出しが必要になった場合でもフィルム自体は保護されていますから傷をつることはありません。
それと、まぁあまりケースとしてはないのですが、人からむき出しのカットフィルムを預かったり、保護されていないマウントを預かったりしたときは、カットスリーブまたはマウントカバーに速攻で収めておいたほうがいいでしょう。
だいたいこんな感じです。