ベータ機をお借りして早速試用しましたが、諸事情で作例は出せません。
まだスープ調整中の段階です。
まだスープ調整中の段階です。
ソニーマーケティングの方の説明では「あったほうがいいかな?」という程度の機能はバッサリと削り落として、カメラ本来の性能を追求したとのコトです。
今の流行はライブビュー付き(できれば更にバリアングル)で、AFの測距点が端のほうまで散りばめてあったり、超高感度撮影可能、超高速連写可能、映画も撮れる・・・といったカタログに派手な見出しが躍るようなタイプ・・・
しかしα900は数値的に派手な仕様は画素数くらいでしょうか。それ以外ではファインダーの見え具合とか標準感度域の描写など、地味ながらも基本的な部分の性能を固めてきている印象です。
今この時点でこのようなライブビューもつかないようなカメラが発売されるのは奇跡に近いです。普通なら地味すぎて製品開発の企画書が通らなそうな仕様です。
持った感じはこのクラスとしてはかなり軽いです。実際の重量も850㌘までに抑えたということに加え、おそらく重心バランスやグリップの持ちやすさなども影響してそのように感じるのかもしれません。
それと、シャッター音は秀逸です。コニカミノルタ以降のαシリーズのデジタル一眼レフでは最も上品な音質です。こういう感じの音出せねーのかなって思ってたのがそのまんまキタ感じです。フィルムカメラっぽい感じもします。
まぁこの辺の感触に関わる感想は人それぞれですが、発売になってカメラ店で触れるようになったら是非シャッター音は試してみてください。

モデル α900 + Carl Zeiss Planar T* 85mm/F1.4ZA
(撮影情報:α700 + AF50mm/F3.5マクロ ISO1600 SS=100 絞り=F4 サーキュラーPL使用)