レンズガード
機材シリーズです。
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手が滑ってレンズが滑落しました。と、いってもわずか数センチの高さからなのですがレンズの自重は結構重いです。
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手が滑ってレンズが滑落しました。と、いってもわずか数センチの高さからなのですがレンズの自重は結構重いです。

第1図 Carl Zeiss Planar T* 85mm/F1.4 ZA
レンズキャップが斜めにはまっていた為、キャップのエッジ部が前玉側に食い込むように力がかかり、レンズフィルタを割りました。逆にいえばキャップとフィルタで衝撃を吸収したことになり、レンズ本体へのダメージを緩和したとも考えられます。
レンズ前玉にはフィルタの割れた破片が降り注ぎましたが、ブロアで何度も吹き飛ばすと、幸運にもレンズ自体の自体の傷はありませんでした。AFの動作と精度、片ボケなども問題ないようです。
捨て身でプラナーを守ってくれたフィルタは、ケンコーのポートレートエンハンサで、初心者の頃に「これを使えばポートレートがキレイに撮れるだろう」と思って購入した物です。普段からプロテクタ代わりにつけていましたが、改めてカタログを見ると、φ72mmで10000円もする超高級品でした。

第2図 KENKO Portrate Enhancer φ72mm + ブロア
ポートレートエンハンサの透過特性を見ると、400nm以下の波長をカットするのと、550~600nmあたりも抑えてあるようです。
デジタルカメラでは、撮像素子の直前にあるフィルタで400nm以下あたりは既にカットしていますから、ポートレートエンハンサをつけることによる効能はもはや薄いでしょう。
その辺りはスカイライト1B、UVカットフィルタ等もほぼ同様のなのですが、フィルムカメラでも共通して使うことを考えると、値段のほうはMCプロテクタとほぼ同様なだけに、いづれも選択肢としては悪くないと思います。
なお、レンズプロテクタやフィルタを選ぶときは「デジタル対応」などと明記されているもののほうが良さそうです。メーカーによってはどこまで真面目にやっているか定かではないですが、乱反射を防ぐコーティングが良くなっている可能性があります。これは勿論フィルムで撮る場合であってもよい方向になります。
なお、ソニーからカールツァイス銘のフィルタ各種が発売されていますが、これは猛烈に値段が高いです。T*コーティングと謳っていますから、プラナー85、ゾナー135と同等のコーティングがなされていると思われます。MCプロテクタのφ55で6,300円となっています。
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第3図 Carl Zeiss Jena φ52→58 Step up ring with Skylight 1A
これは同じカールツァイス銘でも、本家Jena(イェナ)のステップアップリングで、スカイライトフィルタが組み込まれています。ソニーとは無関係です。
某オークションで落札したものですが、大変珍しい物ではないでしょうか。
他で見かけたことはありません。ある意味、ソニーのT*フィルタより貴重です。時代も相当古そうですね。
出品者に出所を尋ねたところ、とある外国のコレクターの方が所有していたものだったそうです。
某オークションで落札したものですが、大変珍しい物ではないでしょうか。
他で見かけたことはありません。ある意味、ソニーのT*フィルタより貴重です。時代も相当古そうですね。
出品者に出所を尋ねたところ、とある外国のコレクターの方が所有していたものだったそうです。