余計なおせっかいですが、ほんのチョット補足なトラバ記事です。
ネタ元は↓の通りです。
http://blogs.yahoo.co.jp/seizaiya1964/26004462.html
近所の風景(071104) (製剤屋へようこそ)
ネタ元は↓の通りです。
http://blogs.yahoo.co.jp/seizaiya1964/26004462.html
近所の風景(071104) (製剤屋へようこそ)
--
この場面ではこんな撮りかたはどうでしょうか。
この場面ではこんな撮りかたはどうでしょうか。
1.カメラの露出モードをマニュアルにして背景のみを測光します。→その結果180のF9だったとします。
2.ストロボをマニュアル発光にして光量を自分で計算します。
仮にISO100、GN=54、絞り=F9、手前の被写体距離=3mとすると、
→54÷9÷3
→答えが2となる(フル発光ではGNが倍ほど強すぎると判断する)。
→ストロボ側の設定で光量を1/4に設定(これでGNが半分になる)。
仮にISO100、GN=54、絞り=F9、手前の被写体距離=3mとすると、
→54÷9÷3
→答えが2となる(フル発光ではGNが倍ほど強すぎると判断する)。
→ストロボ側の設定で光量を1/4に設定(これでGNが半分になる)。
ヒント:フル発光時、絞りF5.6で約10mというのを基準に覚えておくと、F2.8で20m、F11で5mと連想できるので、それと実際の距離(ココでは3m)と比べればどのくらい発光量を減らせばいいのか、正確に計算しなくても大体解るようになります。
基準にするF値は難しくしないほうが楽です。F5.6半なんて電卓ないと無理です。
基準にするF値は難しくしないほうが楽です。F5.6半なんて電卓ないと無理です。
3.コレで撮ってみて明るすぎたら絞りを絞ってその分SSをスローにする。
暗すぎたら絞りを開けてSSを高速にする(ストロボの発光量を加減してもよい)。
ただし、SSがX同調速度以上になるときはハイスピードシンクロになってその分の実質光量が減るからその分は絞りをチョット開ける(SSも連動)。
計算通り行かなくてもこのステップをやっているうちに勘が働くようになって上手く出来るようになります。
暗すぎたら絞りを開けてSSを高速にする(ストロボの発光量を加減してもよい)。
ただし、SSがX同調速度以上になるときはハイスピードシンクロになってその分の実質光量が減るからその分は絞りをチョット開ける(SSも連動)。
計算通り行かなくてもこのステップをやっているうちに勘が働くようになって上手く出来るようになります。
この方法は背景の露出に影響を与えず、ストロボ光の部分だけを自由にコントロールできます。自動調光+調光補正より調整範囲も広いです。
なお、SSは理論値以上に遅くすれば背景をより明るく、それ以下なら暗くすることも出来ますから、前景・背景を自由にコントロールできますね。
なお、SSは理論値以上に遅くすれば背景をより明るく、それ以下なら暗くすることも出来ますから、前景・背景を自由にコントロールできますね。
なお、葉っぱの影などを消すには、もっと光量を減らすように最初の絞りを見直し、更にディフューザーを使用します。これでほとんどストロボ感は消えてきます。ディフューザーを使用すると発光量は約2段落ちます。
もっと万全を尽くすなら、背景の光源(太陽光)と前景の光源(ストロボ)が違っているので、ホワイトバランスの崩れを補正します。
ただし、色温度(しきおんど)をどういじっても調整が効かないので、ディフューザーの中に色つきフィルムを挿入して強引にあわせるということになります。手間がかかるのでよっぽど本気出すときしかやりません。w
ただし、色温度(しきおんど)をどういじっても調整が効かないので、ディフューザーの中に色つきフィルムを挿入して強引にあわせるということになります。手間がかかるのでよっぽど本気出すときしかやりません。w

TBしていただいた記事の例では、あまり絞っていない為にハイスピードシンクロになっています。これは被写体が女の子でしかも近接撮影ですから、絞ると発光量が増えて、一発撮りとはいえ目などに負担がかかります。
画面の上のほうは抜けていますが、測光サークルは被写体を捕らえていますのでカメラはプリ発光の戻りが多く、主要な被写体は近い(発光量は軽くてよいい)と判断してくれることを予想してレリーズします。
前景と背景が十分離れているとき、前景はストロボで露光するので、明るさは絞りと発光量で決まります。ここではSSはほぼ無関係と考えます。背景は定常光で露光しますから絞りとSSで決めます。ストロボ光は届かないので発光量は関係ありません。
この関係が解ってしまえば自由自在に扱えるようになります。
スローシンクロとかの多数のなんとかシンクロは全部この応用です。
スローシンクロとかの多数のなんとかシンクロは全部この応用です。
今回は絞りと距離から発光量を決めて微調整する方法を説明しましたが、発光量と距離から絞りを決めるとか、作画意図次第で計算の順番は変りますが基本は全部共通です。
お試しください。