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モデルさん8人を一度に撮る企画の第5弾です(モデルさんは第3弾と重複します)。
1~4弾はココ↓
http://blogs.yahoo.co.jp/ccsakura9999/29238863.html
http://blogs.yahoo.co.jp/ccsakura9999/29277624.html
http://blogs.yahoo.co.jp/ccsakura9999/29664665.html
http://blogs.yahoo.co.jp/ccsakura9999/29844786.html

日差しは結構強く、モデルの衣装は白と黒。カメラに任せたら失敗する。
信じられるのは自分の腕だけ。いつもの通りやるしかない。
カメラのオート機能をすべてカットして臨む場面。
露出モードのMとスポット測光が間違いなく選択されていることを確認。
手ぶれ補正もオフってホワイトバランスも5500ケルビンのダイレクト指定。
画像記録はJPGの最大解像度。RAWで押さえておいて後で救おうなどという考えは微塵もない。モデル対カメラマンの一発勝負である。

スポット測光で白いコートの前の部分を測り、測光ゲージが+1.5前後を示すようにSSをセット。絞りは手動絞りでF4.5の開放にセットしてある。少なくともこれで衣装の全とびは防御できる。
続いてコートの向かって右側を測ると+2を大幅に超えてしまっているのでこの部分は飛ぶことがわかった。カメラを上下左右に振って飛ぶエリアがどの範囲かスキャンしたところ、向かって右側の限られた範囲だけが飛ぶだけとわかった為、この部分は無理に救わないで飛ばしてしまうことにしよう。

引き続き衣装の胸元の黒い部分を測り、ゲージ読みで-2.0以内に入っていることを確認。のど元あたりは-2.0以下になるのでぎりぎりつぶれる可能性がありそうだが、経験的にマイナス側は1段程度ならゲージからはみ出ても不自然ではないとわかっているのでこのままとしよう。

最後に顔を測ってプラス側に入っていればそのままレリーズできるが、実際に図ってみるとゲージ読みで±0~+0.5あたり。もう後半段ほどSSをスローにする手もあるがコートの半飛ばしの領域が増えてくる可能性があるのでここでベストとしよう。万全にやるなら背景も測光するところだが、見るからに暗く問題はないと判断し測光省略。

モデルに「そのままぁ~」っと声をかけてピント合わせの時間を稼ぐ。レンズはもちろんマニュアルフォーカス専用。モデルもポージングを固めてくれたのでキッチリあわせてレリーズ一発。
モデルさんにありがとうとお礼を言って、後ろで待機している次の侍に勝負の席を譲った。

背景のボケ味も超滑らか。
世界最高のSTFレンズを作ったミノルタの光学エンジニアにも心から感謝。

α7Digital STF135mm/F2.8[T4.5]
ISO100 250のF4.5 露出マニュアル スポット測光 WB=5500K

モデル 吾妻里香(あがつま りか)
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