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新宿のペンタックスフォーラムで10月下旬発売のデジタル一眼レフカメラ、K10Dを試用しました。

まづはスペック上で気になったポイントから。
1000万画素の撮像素子、ガラスペンタプリズムファインダー、ファインダースクリーン交換式、ボディ内臓4段手ぶれ補正、ホコリ除去機能、10万回耐久シャッター、3駒/秒の連写、JPEG連写無制限(RAWは9駒まで連写可能)。
さすが最新式カメラという仕様です。他社の同価格クラスのカメラと比べて負けてるところはほとんどありません。
発売のタイミングも丁度あと出しジャンケンの雰囲気もします。

実際に持ってみたところではズッシリという感じでもないですが、やや重めの感じでした。入門向けの機種ではないのでこの程度重量感はかえって信頼感につながりそうです。
ボディは樹脂がメインですが、しっかりとした作りで安っぽい感じはありません。更に防塵・防滴対応とのことなので、多少の悪条件下での使用もいけそうです。

シャッターボタンの押下は正直なところ浅い感じがしました。シャッター半押しでオートフォーカスが作動するのですが、慣れないと半押しのつもりが全押しになってしまいます。ペンタックスって全部こんなだったでしょうか。以前同社のK100Dを触ったことはあるのですが、いつもすぐにMFモードにしてしまうので気が付きませんでした。

ペンタックスの係の人に聞いたところでは、この機種には専用のAFボタンが用意されており半押しが苦手な人にはこのボタンの併用でフォーカスを決められるとのことでした。実際に操作するとそのように動作しました。しかし、AFボタンはボディがAFモードのときにAF合焦させるというだけで、MF時にも一時的にAF合焦を決めるというような機能はないそうです。

ペンタックスからお借りしたレンズはグリーンの帯があり、デジタル専用であるとのことでした。このグリーンの帯があるレンズを使った場合に限り、AF合焦した後すぐにフォーカスリングを操作することができるようになっています。

また、レンズはペンタックス純正のものはもちろんのこと、マウントアダプタを介してM42マウントのレンズも使用可能となります。私が最近仕入れたカールツァイス50mmZSも使えることになります。

普通、マウントアダプタを介在すると様々な機能が失われるのですが、手ぶれ補正に関してはボディに焦点距離を入力することによって有効に作動します。しかもマウントアダプタはペンタックスが純正で用意しており、1000円程度で入手することができます。

露出モードはマニュアル、フルオート、絞り優先オート、SS優先オートの他、この機種独特の絞り&SS優先オート、ISO感度優先オートが選択できます。入門機ではないのでポートレート、夜景などのモードアイコンはありません。
絞り&SS優先オート、ISO感度優先オートとはどのような動作をするのか係の人に説明を受けたところでは次のようなものでした。

・絞り&SS優先オート:
絞りとSSを利用者が指定し、AEによりISO感度が自動設定される。
私の見たところでは絞りとSSをそれぞれ指定する必要があるところから、作画意図をしっかりと持てるユーザーに向いていると思います。限りなくマニュアル露出設定に近いのではないのでしょうか。

・ISO感度優先オート:
利用者はISO感度のみ指定し、プログラムAEで絞りとSSが自動設定される。
フルオートに限りなく近いと思います。今までのカメラでもメニューからISO感度を指定してプログラムオートを指定すれば同じですが、操作のステップが簡略化されるので使いやすいくなります。

会場にはK10Dを目当てに来たカメラマン、家族連れも多数来ておりました。
係の人に自前のカメラでK10Dの概観の撮影はOKか聞きましたら、他の来訪者の邪魔にならないように撮影場所を用意してくれたのでとても助かりました。

なお、例によって発売前の機種によりK10Dで撮影した画像の持ち出しは禁止となっているので作例はありません。

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撮影情報
α7Digital Planar T* 1,4/50 ZS ISO100 60のF4くらい
ストロボ発光+2段調光補正 ケンコー影とりディフューザー
(モデル ペンタックス K10D)