馬場信幸氏の基調講演では旧ミノルタ製カメラおよびαレンズの魅力が熱く語られました。
講演時間は15分程度の予定でしたが、特別招待者向けということもあって40分以上は続いたと思います。その間、誰一人席を立つ者はありませんでした。
講演時間は15分程度の予定でしたが、特別招待者向けということもあって40分以上は続いたと思います。その間、誰一人席を立つ者はありませんでした。
内容は大体次のような感じだったと思います。
・様々なカメラを使ってきた中では旧ミノルタ製のものが最も手に馴染むと思っている
・ソニーのαはミノルタ製品の流れを汲んでいるものである
・カメラ選びは数値性能だけでなく使いやすさなどの要素も重要
・一眼レフカメラではファインダーが命
※ここでは各社のファインダー内の写真とカタログ数値(ファインダー倍率と視野率だったと思います)を示しながら、カタログ数値の当てにならない部分などを示しました。特に某社製のカメラについて、カタログ数値と製品の性能が一致していない事実まで暴露。その点でもミノルタ/ソニーの真面目さが強調されました。合わせて視度調整の話もされましたが理解不十分(ジオプトリーって?)。
・αではボディに手ぶれ補正機能を内臓している為安価なレンズでもその効果が享受できる
※キヤノン・ニコンはレンズに手ぶれ補正機能を実装しているため一本一本にコストが発生することに対し、αではボディに内臓していることから、安価なレンズでもその効果が享受できることのメリットは大きい。また、α-SweetDigitalにおいて手ぶれ補正はキヤノンとニコンの中間程度の性能であることをテストにより確認した。もっとも手ぶれ補正効果が高かったのはキヤノン。
・手ぶれ補正をボディに内臓することにより、画質劣化がない
※他社では手ぶれ補正のためのレンズ組み込みにより、光学的なロスがある(という意味と思いました)。
・ソニーのαはミノルタ製品の流れを汲んでいるものである
・カメラ選びは数値性能だけでなく使いやすさなどの要素も重要
・一眼レフカメラではファインダーが命
※ここでは各社のファインダー内の写真とカタログ数値(ファインダー倍率と視野率だったと思います)を示しながら、カタログ数値の当てにならない部分などを示しました。特に某社製のカメラについて、カタログ数値と製品の性能が一致していない事実まで暴露。その点でもミノルタ/ソニーの真面目さが強調されました。合わせて視度調整の話もされましたが理解不十分(ジオプトリーって?)。
・αではボディに手ぶれ補正機能を内臓している為安価なレンズでもその効果が享受できる
※キヤノン・ニコンはレンズに手ぶれ補正機能を実装しているため一本一本にコストが発生することに対し、αではボディに内臓していることから、安価なレンズでもその効果が享受できることのメリットは大きい。また、α-SweetDigitalにおいて手ぶれ補正はキヤノンとニコンの中間程度の性能であることをテストにより確認した。もっとも手ぶれ補正効果が高かったのはキヤノン。
・手ぶれ補正をボディに内臓することにより、画質劣化がない
※他社では手ぶれ補正のためのレンズ組み込みにより、光学的なロスがある(という意味と思いました)。
ボディに関してはこのくらいだったでしょうか。
次に撮影と鑑賞について
・気に入った作品はプリントして何度も鑑賞し、何度も省みることが上達の秘訣
・風景写真は引き算(全体構図からトリミングしてよい部分を切り出すように考える)
※ここではα100の1000万画素について触れ、トリミングによって数分の1程度に切り出しても十分プリントに耐えるだけの画素数があることが解説されました。
・花を撮る人は単体だけでなく大きい花と小さい花がふたつ並んでいるような構図を探してみるのも良い
・撮影方向は3D(三次元)的に構図を検討(手持ち必須→手ブレ補正優位)
・人物撮影はアウトフォーカス部のなめらかなボケ味も鑑賞
・ボケとは人間の視覚にはないもであり、写真独特の表現となっている
・気に入った作品はプリントして何度も鑑賞し、何度も省みることが上達の秘訣
・風景写真は引き算(全体構図からトリミングしてよい部分を切り出すように考える)
※ここではα100の1000万画素について触れ、トリミングによって数分の1程度に切り出しても十分プリントに耐えるだけの画素数があることが解説されました。
・花を撮る人は単体だけでなく大きい花と小さい花がふたつ並んでいるような構図を探してみるのも良い
・撮影方向は3D(三次元)的に構図を検討(手持ち必須→手ブレ補正優位)
・人物撮影はアウトフォーカス部のなめらかなボケ味も鑑賞
・ボケとは人間の視覚にはないもであり、写真独特の表現となっている
レンズについても個別に解説がありました。
・最初の選択はキットレンズ2本 これで風景など広角~望遠までカバー、そして安価
・次に選択するなら50mmF2.8マクロ これは花などの撮影に有効
・人物撮影なら50mm/F1.4 円形絞りでボケも美しい
・35mm/F1.4G アウトフォーカス部のボケ味にこだわったレンズ
・85mm/F1.4Gリミテッド(旧ミノルタ製限定700本)。但し現在入手不能。2線ボケがない
・プラナー85mm/F1.4 ↑の設計思想が入っており期待大、カールツァイスとしては安価
・500mm/F8 世界唯一AF可能な500mm反射望遠レンズ、手ぶれ補正と合わせて手持ち可能な超望遠
・STF135 前ボケ・後ボケ共にきれいにボケる、前後ともキレイにボケるレンズは他になし
・70-200mm/F2.8G 内面反射を抑える処理がしてあり、カタログ値に現れないクォリティを有する
・次に選択するなら50mmF2.8マクロ これは花などの撮影に有効
・人物撮影なら50mm/F1.4 円形絞りでボケも美しい
・35mm/F1.4G アウトフォーカス部のボケ味にこだわったレンズ
・85mm/F1.4Gリミテッド(旧ミノルタ製限定700本)。但し現在入手不能。2線ボケがない
・プラナー85mm/F1.4 ↑の設計思想が入っており期待大、カールツァイスとしては安価
・500mm/F8 世界唯一AF可能な500mm反射望遠レンズ、手ぶれ補正と合わせて手持ち可能な超望遠
・STF135 前ボケ・後ボケ共にきれいにボケる、前後ともキレイにボケるレンズは他になし
・70-200mm/F2.8G 内面反射を抑える処理がしてあり、カタログ値に現れないクォリティを有する
実際にはプレゼン用の画面に作例を表示し、具体的にαレンズの特徴が現れている部分を指し示しましたので、↑のまとめよりは相当わかりやすい講演でした。
会場にはプレゼン画面に表示した作例を四切り程度にプリントしたものが展示されており、講演終了後に間近で鑑賞することができるようになっていました。
それらの作例は撮影モードとして中間程度の画質で撮っており、RAWやスーパーファインでなくとも十分なクォリティがあることを示されました。馬場氏の使用するメモリーカードは最大でも512メガであることからも、画素数はもう現在のレベルで十分であると感じました。
それらの作例は撮影モードとして中間程度の画質で撮っており、RAWやスーパーファインでなくとも十分なクォリティがあることを示されました。馬場氏の使用するメモリーカードは最大でも512メガであることからも、画素数はもう現在のレベルで十分であると感じました。
私の知識が十分でないために間違って解釈しているところや理解できなかったところ、漏れなどもあると思います。また、録音はとっておらず、主にメモと私の脳内記憶装置から書き起こしていますので、詳細な部分で言い回し、説明順番などは実際と異なっているかもしれません。