高い理想を掲げて仕事を始める。当たり前
のことだが仕事は一筋縄ではいかない。
様々な壁を必死に乗り越えるが、また壁は
自分の前に立ちはだかる。
そうして仕事は本当の意味での仕事になり
、それをしている時に人間は充実感に満ち
たり、しとげた時に真の達成感を感じる。
安易なものに大きな満足はない。
例えば、ウェブデザイナーであるが、世に
この卵は相当数存在する。専門学校、職業
訓練校、自習でおぼえたひと等々。
こうした人たちも供給過多になっていはし
ないのか、とも考える。
こうした「創造的な仕事」希望の人たちに
は、多分、流行に敏感で感受性が高く洒落
た場所や雰囲気を好む人たちが多いと思わ
れる。
しかし、居心地のよいということは即ち「
楽に」ということにもなりはしないだろう
か。
「楽に」は苦しみと表裏一体のもので、仕
事には集中も努力も行動も学習も必要で欠
くべからざるもので、この総合的な実行に
はエネルギーの消費と苦しさは不可欠なの
ではなかろうか。
楽に=安易にという仕事ぶりには苦しみの
克服という側面が欠けており、その結果、
本格的な達成感に繋がりづらいことが多い
と思う。
本当に達成感を得るためには苦難の克服が
欠かせないのではなかろうか。