我々の法人では、過去に11回の講演会を
行った。
最近、事情があって、その内容を聞きなお
してみた。
いずれも充実した内容であり、今聞きなお
してみても価値を感ずるものばかりだ。
例えば、面接に関する講演では募集する企
業側の事情も応募者の側の事情も踏まえた
内容になっていて、応募する側には何が、
何故必要なのかがしっかり語られている。
応募者には自分の優先度の明確化(給与、
勤務地、休日等々)、企業側にはニーズの
具体化(求めるスキルの具体化、求める成
果等々)がない面接は不完全であることが
語られている。
であるから、こうした講演を聞いた場合に
は、求職者に面接の指導をする時の留意点
が明確になる訳だ。
世によくある面接トレーニングの、ステレ
オタイプの質疑応答の優等生的な回答に終
始するような面接指導にはない要素がぎっ
しり詰まっている。
ましてや、第一印象のみに重点をおいてマ
ナーの指導だけがすべてのような浅薄な要
素のことは語られていないのだ。