過去のブログより。
キャリアカウンセラーの質的な格差の大きな
要因がスーパービジョン制度の不足ではない
かとも言われている。
では、大手の養成機関で安価なスーパービジ
ョンの仕組みを作り、自身が作り上げたカウ
ンセラーの質の維持に注力してはどうだろう。
資格取得した後は自分の力で経験を積んで一
人前のカウンセラーになるというのは当然の
事だろう。
しかし、世の中のカウンセラーの質の維持や
向上なくして上質なキャリアカウンセリング
の普及はあり得ない。
そうした高いレベルでのカウンセラーの均質
化に、その養成機関は努力すべきではなかろ
うか。
そのためには定期的なスーパバイズの機会を
養成機関が作っておく必要がある。
キャリアカウンセラーの養成講座で多大な利
益を上げている訳で、その利益の一部を卒業
生のために費やしてもバチは当たらない筈だ。
また、養成機関の関与者はスーパービジョン
の重要性を知らない訳はない。
もし、知らないとかしらを切るのならば、そ
の人達はキャリアカウンセラーの世界に身を
置くべきではない。
現在はかなりの比率で資格取得者が公的機関
で働いている、その人達の現状は既に何度か
ブログに書いてきた。自分の立場を錯覚した
カウンセラーが多いことも事実。
「お手軽マッチンガー」などのカウンセリン
グ以前の存在も散見される。
であるならば、過去に教育をした責任を養成
講座の実施企業が果たすべきだ。
何度も言ってきたが、安価なスーパーバイズ
のシステムを開発し、早急に実行するべきだ。
スーパバイザ―の育成も全国でキャリアコン
サルタント技能士1級の合格者が450人弱
ということでは、遅々として進んでいない。
また、スーパバイズの手法の開発も目覚まし
くは進んでいない。
早く進めるべきなのは、言うまでもない。