過去のブログより。
未内定学生の対策としてジョブサポーターの大
学への恒常的な出張相談や、大学等の協力を得
て、年度末時点の未内定者の全員登録・集中支
援を徹底、学生の視野の拡大等による中小企業
とのミスマッチ解消に取り組むことが行われて
いる。
これは数年前に公的支援で行われている新卒者
向けの対策について書いたものだ。
確かに数年前には大学生の就職率は80%代で
決して満足なものではなかった。
従って、上記のような未就職者に対する支援が
重要であった訳だ。
しかし、就職率が限りなく100%に近づいた
現在は上記のことがメインの業務ではないに違
いない。
こういう状況でなされるべきは大学のキャリア
センターとの連携強化による本来のキャリア教
育の推進ではないだろうか。
キャリア教育のシステム的な推進(アセスメン
トの実施、キャリアカウンセリングの継続、将
来に向けての資格取得の相談など)こそ、こう
いう状況下で進めれるべきことではないだろう
か。
だから就職支援だけの意味で成り立つメイク講
座などに時間を費やしているときではないと思
われる。
一部のジョブサポーターは、大学のキャリアセ
ンターと連携しながら書類作成や面接の指導に
あたっていると思われる。
そこで疑問に思うことは、「面接」指導でコン
ピテンシー面接に対応するスキルをつける指導
が行われているか、ということだ。
企業の要望を探知し、そのことに対応する回
答をしっかり準備するという過程を経た「面
接」指導が行われているかは、大いに疑問だ。