キャリア教育の実践的な推進 2 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

過去のブログより。

 

未内定学生の対策としてジョブサポーターの大

学への恒常的な出張相談や、大学等の協力を得

て、年度末時点の未内定者の全員登録・集中支

援を徹底、学生の視野の拡大等による中小企業

とのミスマッチ解消に取り組むことが行われて

いる。

これは数年前に公的支援で行われている新卒者

向けの対策について書いたものだ。

確かに数年前には大学生の就職率は80%代で

決して満足なものではなかった。

従って、上記のような未就職者に対する支援が

重要であった訳だ。

しかし、就職率が限りなく100%に近づいた

現在は上記のことがメインの業務ではないに違

いない。

こういう状況でなされるべきは大学のキャリア

センターとの連携強化による本来のキャリア教

育の推進ではないだろうか。

キャリア教育のシステム的な推進(アセスメン

トの実施、キャリアカウンセリングの継続、将

来に向けての資格取得の相談など)こそ、こう

いう状況下で進めれるべきことではないだろう

か。

だから就職支援だけの意味で成り立つメイク講

座などに時間を費やしているときではないと思

われる。

 

一部のジョブサポーターは、大学のキャリアセ

ンターと連携しながら書類作成や面接の指導に

あたっていると思われる。

そこで疑問に思うことは、「面接」指導でコン

ピテンシー面接に対応するスキルをつける指導

が行われているか、ということだ。

企業の要望を探知し、そのことに対応する回

答をしっかり準備するという過程を経た「面

接」指導が行われているかは、大いに疑問だ。