ある新聞記事から。
所謂、非行少年には定着型と非定着型があ
るという。
定着型は高校を中退・卒業後、地元の幼馴
染や友人の親を介して職に就き、相対的に
安定している。
だが、非定着型は引っ越しや貧困を背景に
いじめに遭い、犯罪まがいの仕事に手を染
める者もいる。
その対策として以下があるという。
・生活保護の受給漏れをなくし、受給額を
引き上げる
・教員が生徒に社会性を身に着けさせるか
、学校に包摂するかを状況に応じて使い
分ける
・学校が自治体による学習支援事業や子ど
も食堂などと連携し、学校以外にも居場
所をつくる
若年層の貧困が社会問題化し、さまざまな
取り組みが進められる一方で、2018年
度から生活保護費の生活扶助費が引き下げ
られた。著者は警告する。
社会において格差を減少させ、平等な生活
を保証するセイフティネットの縮小は問題
である。
むしろ拡大し、問題や課題への対応力を高
めるべきではないか。
予算配分のなかで、未来への投資や本来具
備されているべき福祉や医療への予算確保
は喫緊の課題といえる。