シュロスバーグは、人生は様々な転機から
成り立っており、それを乗り越える努力と
工夫を通してキャリアは形成されると述べ
ている。
また、転機を乗り切るためには戦略を立て、
そのためのリソースを強化することが重要
とも述べている。
転機を乗り切るためには変化を活かすこ
と(変化に対する選択肢を理解し、主体
性を発揮すること)が重要と述べた。
シュロスバーグはイベント(ある出来事
が起こること)を、大学を卒業する、希
望の会社に就職する、マネージャーに昇
進する、失業する、離婚するなどと言っ
ている。
また、ノンイベント(期待していたこと
が起こらないこと)を、4年間で大学を
卒業できない、就職できない、管理職に
昇進できない、定年まで勤務できないな
どと言っている。
転機の深刻さや影響を評価する際に検討
すべき4つの視点(転機の影響度、 転
機のタイミング 、転機に対するコント
ロール、転機の影響度の持続性)が重要
としている。
転機の影響度とは、役割、人間関係、日
常生活などを、どの程度変えなければな
らないのかなどを示す。
すでにキャリア選択した人にも、フォロ
ーアップなどの支援が必要である、とも
言っている。