2004年にある機関が行った若者へのイ
ンタビュー調査の結果を中心としたレポー
トより。
若者支援機関の課題克服のための7つの提
案とは以下のようなものだ。
・学校外の就業支援組織と学校との連携を
進めること。支援組織間の有機的な連携
の仕組みを構築すること。
・就業支援組織の支援の質を高める仕組み
を確立すること。
・相談担当者の対応力を高める仕組みを確
立すること。
・若者支援に対する若者自身の参加を促進
すること。
・包括的な移行支援に向けての検討を行う
こと。
・持続可能な公的支援の仕組みを確立する
こと。
・学校在学段階の若者への支援の充実。
3番目の補足として、ケース会議やスーパ
バイズの仕組み及び、これに加えて全体的
な資質向上のための研究の必要性が語られ
ている。
5番目の補足として、就業を中心にしつつ
、教育訓練・住宅・家族形成・社会保障に
ついての可能性を探っていく必要があると
語られている。
7番目の補足として、高等教育段階でキャ
リア教育と職業的方向性を持った教育の展
開が望まれること、中等教育段階でのキャ
リア教育が不十分であること、が語られて
いる。
これらの提案および補足は時間が経過した
現在もなお課題であるように思われる。
特に、スーパバイズの仕組み及び、これに
加えて全体的な資質向上のための研究の、
はっきりした成果がないと思うのは、私だ
けであろうか。