相当前の総務省の資料によれば、2010
年度の日本での寄付の総額は8800憶円
であるのに対して、アメリカは25兆52
00億円であった。
なんと、約30倍である。GDP比でも、
日本は0.2%、アメリカは2%と大きな
差がある。
また、アメリアの寄付の約三分の一は宗教
関係に配分されているのは一つの特徴だ。
このことはさておいても、寄付を筆頭とし
たボランティア精神や活動の内容の差は数
字以上に大きいのではなかろうか。
我々は形態としてはNPOであり、活動内
容も一貫してボランティアでやってきた。
こういう意味では、ジャンルも活動内容も
アメリカ寄りなのかもしれない。
ただ、人生におけるキャリアの意味を知っ
てからは、この世界に身を置き、この効用
を社会に広めることが責務と思い始めた。
これは、たぶん企業社会がグローバリズム
の波によりアメリカナイズされたこととも
関連は深いと考える。
閑話休題。
寄付の精神とその金額の日米の差をいつ埋
められるかは、日本の社会の成熟と相関し
、今後の大きな課題であることは間違いが
ないのではなかろうか。