世間に広がる利益志向とは | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

キャリア・カウンセラー札幌のブログ

キャリア・カウンセラー札幌の活動内容やキャリア・カウンセラーとしての雑感を記載しています。

企業が過去の売上指向から利益志向に目標

を切り替えてから相当に時間が経つ。

確かに売り上げ至上主義に陰りが見えて、

成長のみが信じられていた時代はとっくに

終わりを迎えている。

ゼロサム社会や経済が唱えられたのは相当

前のことだと記憶する。

その時に、過去の踏襲で規模を追いかける

姿勢が否定されて、売り上げ追及だけでは

ない利益追求の考え方が企業社会に広まっ

た。

その結果、効率主義やコストダウンによる

利益追求が社会の主流になったと思う。

リストラや非正規雇用やコストカットのた

めの生産拠点の低開発国への移転が企業社

会で当たり前のこととなった。

こうした風潮は、企業優先や格差の拡大の

容認の動きを社会に定着させた。

こうした動きにアンチなものが「社会起業

家」や「草の根市民活動家」というような

ものであろう。

また、拡大主義への警鐘は環境保護の面か

らも鳴らされている。

資源の量的限界は無軌道な拡大主義を否定

し続けている。

また、利益優先の公害の輸出も、この面か

ら否定されるべきものであろう。