凸凹な世界 | キャリア・カウンセラー札幌のブログ

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リンダ・グラットンのワークシフトより。

 

ジャーナリストのトーマス・フリードマン

は著書「フラット化する世界」で、世界は

フラットになりつつあると主張したが、む

しろ世界は凸凹になっていくとトロント大

学のリチャード・フロリダは著書「クリエ

イティブ都市論」で反論しているという。

その著書の中で、未来の世界では、これま

での先進国と後進国の色分けとは関係なく

、世界のあらゆる地域に貧困層が出現する。

引く手あまたの人材が続々と一部の地域に

引き寄せられる反面、グローバルな人材市

場に加わる専門技能や能力のない人たちは

、経済成長から取り残された土地に縛られ

る。

一体化が進んだ世界では、ごく一握りの地

域が世界経済の牽引役になる。

高い能力を持った人間が均等に散らばるの

ではなく、一部の土地に集中する傾向が強

まるからというのが理由らしい。

そうして、そういう世界を「凸凹な世界」

と呼んでいる、という。

 

まさに、フロリダが主張するように世界は

凸凹になっている、と思う。

例えば、アメリカのシリコンバレーのよう

な場所には高い能力を持った人間が集中し

、その地域の住民の平均賃金や消費傾向は

以上に高いレベルになるに違いない。

一方、大都市のスラムの住民も増え続ける

に違いない。

確かに、「凸凹な世界」が具現化されてい

るのだ。